From 三橋貴明 @ブログ




「帝国」とは何なのか? 
今、日本国民が知らなければならない歴史的真実
[三橋TV第394回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/K8wGrT26HMw

日本テレビが骨太の方針2021の
骨子案を入手したと報じられています。

 『「骨太の方針」骨子案 日本テレビが入手
 政府が6月に取りまとめる経済財政運営の
 方針いわゆる「骨太の方針」の骨子案を
 日本テレビが入手しました。

 骨子案は全部で4つの
 章から構成されています。
 まず「新型コロナウイルス感染症の克服と
 ポストコロナの経済社会の展望」として、
 コロナ後の構造改革や経済の好循環に
 向けた展望を打ち出します。(後略)』

「外国人財の受け入れや共生などを促進」
「全国平均の最低賃金を
早急に時給1000円へ」
など、香ばしい政策が相変わらず
入っているわけですが、気になるのは
「財政」について
「経済・財政の一体改革」としか
日テレが報じていない点
です。

骨太の方針に「2025年度PB黒字化目標」が
入っていた場合、確実に日テレは
報じていたと思います。

骨太の方針は、「文言」の決定の際に
自民党の全体会議を経ます。
さすがに現時点では、貨幣観が正しいか否かは
置いておいて、自民党でも
「財政拡大派」が増えています。
総選挙が近いのと、各地の国民が
困窮しているという「現実」が主な理由です。

となると、全体会議で紛糾するのは確実で、
しかも昨年よりも財政拡大派は増えている。

総選挙も近い。

財務省としては、今年度の骨太の方針に
PB黒字化を明記する、あるいは
「補正予算を組まない」という目標も
諦めている可能性はあります。

その場合、2022年度以降の
「財政抑制目標」を今のうちに設定させ、
来年度以降に容赦なき緊縮を
推進してくる
でしょう。

実際、財務省は自民党の財政再建推進本部に、
来年度以降(三年間)の
「歳出改革目標の策定」を含む
提言
を出させました。
「歳出改革」が、歳出削減を意味しているのは、
今更、言うまでもありません。

さらに、5月21日には、財政制度等審議会が、
自民党の財政再建本部と同様の
「三年間の歳出削減」の目標設置を提言。


 『“コロナ対応で大規模支出続くも
 財政健全化目標推進を”財政審

 国の財政制度等審議会は、財政の健全性を示す
 「基礎的財政収支」を2025年度に
 黒字化する政府の目標は継続し、
 新型コロナウイルスへの対応で大規模な
 支出が続く中でも財政再建を進める必要が
 あるとする提言をまとめました。(後略)』

財政制度等審議会は、社会保障費の伸びを
高齢化に伴う自然増の範囲にとどめるなど、
歳出改革(歳出抑制)の目安について、
来年度から少なくとも三年間は
継続すべき
だと提言に明記しています。

自民党の財政再建推進本部と、完全に
歩調を合わせてきているわけです。
我々一般の国民としては、「声」を出せる
相手は、とりあえずは国会議員しかいません。

興味深い現象として、昨年あたりから、
自民党の「財政拡大派」がSNSで
積極的に党内議論の様子を
発信するようになってきています。

例えば、安藤裕議員のブログ。
 『財政制度等審議会が
 PB黒字化と国債減の建議を提出』


石川あきまさ議員のブログ。
 『財政再建推進本部の提言案とりまとめ』

さらには、長尾たかし議員のツイッター。
 『衆議院議員 長尾たかし@takashinagao
 前回2時間半の主張は一文字も
 受け入れられず再審議。
 コロナ禍ではPB論削除、会議主旨に免じ提言は
 是とするも骨太の方針には記載しない等、
 発言者の多数を占める我々の主張に対して、
 その主張は「恥ずかしい」と発言があり、
 平場、雛壇から、「そうだ!」の声。
 これが現状。』

「恥ずかしい」って・・・・。
まさに、それが現状なのでしょうが、
自民党の緊縮派のレベルの低さに、
改めてため息が出てきます。


というわけで、今後はこれまで以上に自民党の
緊縮派の議員に対する「個人攻撃」

強化していくつもりでございますので、
皆さま、ご支援、ご協力をお願いいたします。

少なくとも、国民レベルでは、我々は
マイノリティ(少数派)
なのでございますよ。
ならば、ノイジーになる以外に、自分たちを
救う術はない
という話になります。


/// 事務局より ///

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