ＪＢＣ。

本日、11月３日はＪＢＣの日です。

園田競馬場にて『ＪＢＣクラシック』と『ＪＢＣスプリント』が行われます。
どちらもＧⅠレースで、日本では唯一の１日に２つのＧⅠが行われる地方競馬の祭典であり、日本最強のダート馬を決めるレースでもあります。

特に注目が集まっているのがＪＢＣクラシック。

国内最強ダート王『ヴァーミリアン』がドバイから帰ってきました。
ヴァーミリアンはドバイで完敗の後、目標をジャパンカップダートに絞り、態勢を整えてきました。
国内では正に敵無しの強さを誇る最強馬。１番人気は間違いないでしょう。

この最強ダート馬に挑むのが、３歳ダート界の怪物『サクセスブロッケン』。
ダートでは未だ無敗の怪物。
目標は当然ジャパンカップダートだが、ここで最大のライバルとなるであろう国内最強ダート馬との力差を見ておきたいのも当然。
武蔵野Ｓに向かうと思われていたが、悠然と王者に挑む。

さらに地方最強『フリオーソ』もジャパンカップダートを目標に登録。
前々走の帝王賞で久しぶりのＧⅠ制覇。
東京大賞典で敗れた雪辱を晴らす為、再びヴァーミリアンに挑む。

さらに、川崎記念でフリオーソを破りＧⅠ初制覇を果たしたフィールドルージュ、かしわ記念でブルーコンコルドを破ったボンネビルレコード、そして今年の旭川ブリーダーズＧＣを制したメイショウトウコン…と、そうそうたるメンバーが揃った。

ここを勝った馬はジャパンカップダート制覇に大きく前進するだけに、注目したい一戦だ。


ＪＢＣスプリントも好メンバーが揃っている。

史上最多のＧⅠ８勝目を狙う８歳馬『ブルーコンコルド』。
今年はフェブラリーＳ２着、かしわ記念２着と惜敗が続いていたが、前走の南部杯で見事復活。南部杯三連覇の偉業を成し遂げ、ＧⅠ最多タイの７勝目を挙げた。
ＪＢＣも05年のスプリント、06年のマイルを連覇しており、今年勝てば史上２頭目のＪＢＣ３勝目となる。

相手には同じく今年８歳になる牝馬『メイショウバトラー』。
好走を続けるが、あと一歩ＧⅠには届かない。
シーキングザダイヤが引退した今、最もＧⅠ２着の数が多い馬でもある。
前走も南部杯で惜しくもブルーコンコルドの２着に敗れた。
そろそろ本当にＧⅠタイトルが欲しい。

昨年の波乱を演出した覇者『フジノウェーブ』も参戦。
今年はＪＢＣスプリントと相性のいいローテを進み、前走の東京盃を制した。
相手にディープサマーやリミットレスビッドがいたことからレベルは非常に高かったと言える。

今年で９歳になるリミットレスビッドも参戦。
本格化したのがつい２～３年前ということもあり、まだまだ走れる状態にあるようだ。
今年も名古屋のかきつばた記念２着や、浦和のさきたま記念１着と安定感は健在。

急激な勢いで夏に成長を遂げた上がり馬『スマートファルコン』も注目の一頭だ。
前走の白山大賞典でダート重賞制覇。
ジャパンダートダービーでも２着と、まだまだ底を見せない強さがありそう。


当然、注目は次のジャパンカップダートに直結するクラシックだが、スプリントでのブルーコンコルドの走りにも注目したい。

今週の武蔵野Ｓにはユビキタスも登録しており、これで主役級のダート馬はほぼ出揃ったと言っていい。

ヴァーミリアン・サクセスブロッケン・フリオーソ・ユビキタス…そして帰ってきた王者…はまた次の記事で書くとして。

今年のダート戦線は楽しみです。

まずは今日のＪＢＣを楽しみにしてます。