競馬の結果です。
阪神競馬場より『宝塚記念』です。
１着『エイシンデピュティ』、２着『メイショウサムソン』、３着『インティライミ』…。
エイシンデピュティが春のグランプリを制し、初ＧⅠ制覇を果たした。
２着にはメイショウサムソンが意地を見せ、３着にはインティライミが入った。
勝ったエイシンデピュティ…６歳にして初のＧⅠ戴冠となった。
しかもＧⅠ４勝馬のメイショウサムソンを凌ぎ切っての堂々逃げ切り勝利。
完全に一皮むけたと言っていいだろう。
遅まきながら、秋以降も楽しみな存在になりそうだ。
２着に敗れたメイショウサムソンはこのメンバーで敗れはしたものの、展開からいっても決して恥じる敗戦ではなかった。
だが、何が何でも、どんな状況でも展開でも泥臭く勝ってきたサムソンにとっては負けたこと自体が完全復活の文字を阻む。
今年初戦、産経大阪杯でまさかの６着に敗れたとき、ふいにテイエムオペラオーの引退の年を思い出した。
前年には年間８戦８勝、ＧⅠ５連勝を達成し、史上最高馬とまで言われたテイエムが翌年の初戦・産経大阪杯で４着に敗れた。
続く天皇賞・春は完勝したものの、宝塚記念で２着に敗れ、秋緒戦の京都大賞典で繰り上がり優勝、天皇賞・秋、ＪＣで連続して２着、引退レースとなった有馬記念では衰えを隠し切れず５着に敗れた。
テイエムもサムソンも、どんなに危なくても僅差でも勝つ強さがあった。
だからこそ勝ち切れなくなったサムソンは、もしかしたら今後ＧⅠを勝たずに終わってしまうのかもしれない。
ただまぁ、抜群の安定感は持っているし、今後もびっくりするような惨敗は無いんだろうけど。
正直、メンバーのレベルも低かっただけに、とりわけ印象に残ったって感じではなかった。
サムソンも一時期の強さは感じられなくなっただけに、今秋には世代交代の必要がありそうだ。
…とは言っても、アドマイヤジュピタが凱旋門へ、エイシンデピュティは香港へ挑戦するだけに、力関係以上に世代交代が難しくなっている昨今。
有馬記念には今年の４歳馬がキッチリ勝利をおさめてもらいたいものです。