競馬の結果です。
京都競馬場より『天皇賞・春』です。
1着『アドマイヤジュピタ』、2着『メイショウサムソン』、3着『アサクサキングス』…。
阪神大賞典で鮮やかな勝利を見せたアドマイヤジュピタがついにGⅠ勝利。
2着には古馬王者メイショウサムソンが意地を見せる追撃、3着にはアサクサキングスが入った。
勝ったアドマイヤジュピタ…恐ろしい強さを見せ付けられた。
まさかあそこまで強くなっていたとは。
スタートから波乱があった。
勝ったアドマイヤジュピタがまさかの出遅れ。
この時点で僕は馬券獲りを確信していました。
もちろん逃げたのはホクトスルタン、前半1000Mを1分1秒くらいのミドルペースで進んでいたけど、先行にはアサクサキングスが完璧なペースで追走していたし、ポップロックもいい位置で追走していたから。
向こう上面から3角に入るタイミングでポップロックの手ごたえがほぼ無くなるアクシデント。
全く理由がわからん…。
ホクトスルタンが好ペースで直線に向かって行ったが、アサクサキングスが早めに仕掛けて先頭に立つ。
さらにスタートで出遅れたアドマイヤジュピタがアサクサキングスをかわして一気に抜け出す。
が、同時に中央からメイショウサムソンがアドマイヤジュピタをかわして一時は完全に先頭に立ち、抜け出した格好になった。
サムソン復活を確信したその時…目を疑った。
一度は完全に抜かれたアドマイヤジュピタが再猛追でサムソンに並びかける。
そして並ぶ間も無くアドマイヤジュピタがメイショウサムソンをかわして1着入選。
凄いレースを見せてもらった。
サムソンにとっては勝利の方程式ともいえる完璧な直線の運びになっていたのに、それをあそこから、しかも一度抜かれた状態でもう一度抜き返すってのは…。
オグリキャップを思い出したね。
20年以上も前の話だけどマイルCS。オグリ伝説のマイルCSの驚異的な勝負根性。
直線で完全にかわされた状態で、残り100Mってところで再び差し返したあの奇跡。
有名なのは、この後連闘で挑んだJCでのホーリックスとの歴史的死闘。
勝ち馬ホーリックスの勝ちタイムが2分22秒2。
当時の2400M世界レコードで、日本でも同じJCでアルカセットがコンマ1秒更新するまでは驚異的なコースレコードとして残っていた記録です。
何が凄いかっていうと、このホーリックスにクビ差の2着にまで迫ったオグリの恐るべき根性。
連闘でこれだけのレースが出来るってのが凄い。
話が少し逸れちゃったけど、一度差された状態で差し返すってのはそれだけ凄いこと。
それを出遅れて、しかも長丁場で空気が抜けずにもっかい差し返したってのが何より凄い。
しかも相手は勝負根性に絶対の自信を持つメイショウサムソン。
一時期のピーク状態は過ぎているとは思うけど、それでもあのパフォーマンス。
それを抜き返すんだからあれは凄いよ。
まぁ、馬券的には惨敗だったけど、いい競馬を見せてもらいました。
やはり今年は一筋縄にはいかんわ。