エース＆主砲の同時放出の危機・・・。
カープです。・・・もとい、野球です。
セ・リーグの『広島東洋カープ』エース『黒田』、主砲『新井』の２選手が同時ＦＡ宣言、チームの柱である両選手が同時に移籍・・・という最悪の事態が現実となってしまいそうです。
黒田は昨季、移籍確実とされながらもカープ残留を決め、男気を上げましたがやはりメジャー挑戦の夢は諦めきれなかったようだ。まぁ、カープファンも黒田ファンもメジャー挑戦ならしょうがない・・・という気持ちで黒田を送り出してくれるでしょう。
そして主砲の新井・・・俺は残留してくれると思っていたんだが・・・ＦＡ・・・しかも国内。
おそらく・・・というか９９％以上の確率で『阪神タイガース』だと思う。
阪神は新井をチームの中心選手『金本』クラスの待遇で受け入れる用意は出来ているらしく、新井自身もまんざらではない。しかも阪神の金本は元・カープの選手だということは周知の事実で、新井と金本は師弟関係にあると言ってもいいくらいの強い絆があるのです。
新井が本塁打王を獲得した年も、金本からの強烈なアドバイスを受け、成長した・・・というエピソードもあります。『どうやったらそんなヘタになれるんや！？』←金本が新井に送ったとされる有名なセリフ。
しかしこのＦＡ制度・・・今更何も言う気はありませんが、やはりとことん弱者に不利な制度です。
特にカープはこのＦＡ制度の被害を直撃しまくってるイメージしかありません。
カープにはまだ主砲が残っています。『栗原』もいるし長打なら『嶋』もいます。絶対的１番打者『ソヨギ』もいるし、ベテラン勢なら『前田』、『緒方』も健在、控えには『末永』もいるし才能・センスは抜群だけどバカで憎めない『東出』もいます。
しかし・・・新井が抜けると戦力ダウンは必至。とにかく絶対的な４番打者が抜けるのは非常にキツい。
１番『ソヨギ』、２番『東出』はいいとして、おそらく３番『嶋』、４番『栗原』、５番『前田』・・・といった感じでオーダーを組むんだろう。もしくは栗原がまだ早い・・・と思っているんだったら３番『前田』、４番『嶋』、５番『栗原』になる。
栗原は将来確実に本塁打３０本は打つ和製大砲。新井のような（いい意味で）パワーバカと違ってヒッティングのセンスもあるし、３割は打てるバッターなので将来的な部分では期待出来る。ただ、和製大砲として育つまでにあと早くて１～２年は・・・ほしかったなぁ・・・。
まぁ、俺としては新井が抜けた後も結構魅力的なチームには変わりないんだけど、今季のこのメンバーでこの順位・・・しかも勝ち頭の黒田が抜けるってなっては・・・。
やはり黒田が抜けるとなると支えなければならないのが『大竹』。まだムラがあって、それこそ３～４年くらい前の黒田みたいなイメージだけど、打線の援護さえあればもっと目立ってもおかしくない選手。
まぁ、大竹がいくら成長しても、１人エースではやはり厳しいんだけど・・・何とか見返してもらいたいなぁ・・・カープファンとしては・・・。