天空覇魔伝~天魔大戦20~(68話) | 猫日記

猫日記

スポーツ、漫画、その他もろもろ・・・その日に思ったことを書いてます。

~あらすじ~
対オニキス戦に向けて、シヴァよりアイディアをもらうタク。
ユウ「リミットの改良バージョンか・・・ヴァージョンの方がカッコイイかな?どっちがいい?タク?」
タク「どっちだっていいっつーの。シヴァ、続きだ。」
シヴァ「本来のリミットはオーラを隠す為に通常のオーラを使っていたが、改良したリミットには白を防御壁に使う。白で包むと、通常のオーラよりも遥かに見つけにくい。つーか普通のやつじゃまず見つけられない。おそらく俺でも無理だ。それだけ白ってのは感じにくいもんなんだ。さらに、この白を防御壁とするとこのオーラが冬眠した状態になるらしく、放出したときのパワーが隠す前よりも遥かに上がることもわかった。隠すために考えたアイディアで一石二鳥だったわけだ。」
タク「それを使えば1週間であいつに勝てるくらいにまでなるのか?」
シヴァ「お前なら・・・多分想像を超えるくらいオーラが上がる。お前の成長度は尋常じゃないからな。ただし、お前がこいつを1週間で極められればの話だがな。」
ユウ「そんなに難しくないじゃないんですか?白さえ使えれば・・・。」
シヴァ「普通のやつはな・・・。ただ・・・タクは・・・はっきり言って物覚えが異常なほど悪い!!特に戦闘中に成長していくやつだから修行中ははっきり言ってバカだ!!いや、バカより酷い!!
タク「テ・・・テメェ・・・言いたい放題言いやがって・・・」
ユウ「何が苦労しそうですか?」
シヴァ「何たってタクはタメすら教えないといけないモノ覚えの悪さだからな。タメなんて普通は感覚で簡単につかむもんなのにだ。そんなタクにオーラを解放するときに同時に3つのことをしなきゃいけないこいつを覚えて実戦に繋げられるかどうか・・・。」
タク「3つ・・・そんなにあんのか・・・?」
シヴァ「そうだ。1つは眠らせてるオーラを目覚めさせる為に少量のオーラをそいつに送り込む。2つ目は白の防御壁を破る為に少量の白を刃状に変形させて破る準備をする。教えたと思うが、白にダメージを与えられるのは白だけだ。だから通常の溜めてるオーラを解放しても白の防御壁でガードされちまうから意味が無い。白でダメージを与えてから3つ目だ、その白と同時に溜めてたオーラを一気に解放する。この3つが出来て初めてリミットが成功したと言える。」
タク「・・・何か複雑だな・・・1週間で何回失敗することやら・・・」
シヴァ「安心しろ、タク・・・失敗はほとんど無い。何故なら・・・『失敗=死』に直結するからだ。まず、最初の1つは簡単だ。オーラを送り込むだけでいいからな。体外のオーラは送り込めないから元から体内にある生命オーラを使え。問題は2つ目からだ。2つ目のタイミングが遅く、3つ目を行うとリミットは白に邪魔されて発動しない。逆に2つ目が速すぎて3つ目が遅すぎた場合、体がオーラ解放の衝撃に耐え切れなくなって木っ端微塵になる。2つ目と3つ目のタイミングがバッチリ合わないとこれは死に繋がる危険な技だ。だから失敗はほとんどない。死にたくなかったら失敗するな。」
ユウ「タクには難しいかもしれませんね・・・」
シヴァ「はっきり言ってタクには向かない技だ。ガムシャラにオーラを上げて暴れまわる方が合ってるからな。覚えが悪いやつにはリスクが高すぎる。ただ・・・死んでも勝つ・・・そう言うんだろ?」
タク「当たり前だ。絶対勝つ!!死んでも勝つ!!」
シヴァ「じゃあ何が何でも成功させろ。そしてもちろんこいつは寝かせる時間が長ければ長いほど成長の度合いも大きくなっていく。今持ってるオーラの半分をリミットに使え。そうすれば今のタクの総オーラ量が半分になる。んで勝負の1週間までに半分になったオーラを元のとこまで戻せ。そうすれば今の3倍近くのオーラが一気に手に入る。それだけあれば召喚のレベル4も使いこなせるだろ。」
ユウ「火のレベル4はドラゴンですからね。使えれば本当に勝機が出てきますよ。」
シヴァ「何!?本当か!?つーか知ってんだったら最初から言え!!」
ユウ「いや・・・あんまり関係ないかなぁ・・・と思って。」
シヴァ「火のレベル3はフェニックスだったな・・・それを超えるドラゴンって言ったらあれしかない・・ドラゴンの中でも最強の1匹に数えられる『グレイトドラゴン』しか考えられん。炎の威力はオニキスの使う火竜の比じゃない。少しづつ不可能が可能になってきたな・・・。後はミカエルの許可さえとれば大丈夫だ。」
タク「え・・・やっぱミカエルに言わなきゃだめか・・・?」
シヴァ「当たり前だろ。今の状態で勝手に行動するわけにはいかないからな。まぁ、あいつを説得するのは任せろ。お前はリミットを極めることだけを考えてろ。じゃあ俺はミカエルのとこに行ってくる。」
シヴァがミカエルの元に向かった。
タク「さて・・・1週間・・・絶対に極めてオニキスをぶっ倒してやる・・・!!」
リミットの全容がわかり、いよいよ修行に入るタク。果たしてオニキス戦までにリミットを極めることが出来るのだろうか・・・続きます。