天空覇魔伝~新・修行編⑧~(41話) | 猫日記

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~あらすじ~
ようやく白を引き出すことに成功したタク。続いては特殊能力の開花を目指す・・・。
タク「さぁて・・・どんな能力にしようかなぁ・・・」
シヴァ「おい、あんまこう言うのもなんなんだけどな・・・ここで考えないでもらえるか・・・?ウゼーから。」
タク「ウ・・・ウゼーだぁ!?」
シヴァ「もう俺がお前に伝えることは何もねーんだから、さっさと俺のそばから失せろって言ってんだよ!!俺はもう眠ぃんだ!!」
タク「わーかったよ!!1人になりてーなら素直にそう言えっての・・・あまのじゃくなやつだよ。」
シヴァ「うるせーからさっさと消えろって言ってんだろーが!!」
タクが離れる。
シヴァ「・・・ふぅ・・・、何て扱いづらいやつだ・・・。めんどくせー・・・」
タク「さて、どんな能力にしよ・・・。」
考える。何せ能力は1つしか選べない上にそれを選ぶともう変えることが許されない能力なのだから。
タク「・・・変化っていい能力だよなぁ・・・たしかにあれは普通のオーラでどうこう出来るもんじゃねーし・・・。でも同じ能力だったら面白くねーよな・・・。そうだ、ガブリエルが千里眼だったら・・・俺はどんな音でも聞こえる耳ってのは・・・って、そんな能力持ってどうすんだよ・・・。俺は戦闘型なんだっつーの・・・って何を独り言言ってんだ・・・。」
結構困ってる
タク「つまりだ、オーラで出来ないような技だよ、しかも大技がいい、もし変化を使うとしたってそのままの状態で長時間戦うわけねーんだし・・・。戦闘中に変化したら・・・俺ならその変化したやつの大技使ってお終いだよな。」
結局、独り言で対処するタク
タク「変化は変化でも・・・そうだよ、大技1発でいいんだから・・・架空の生物ってのは・・・いや、それならいっその事・・・」
・・・3日が過ぎ・・・
タク「おーい、シヴァ!!」
シヴァ「・・・タクか・・・せっかく静かになったところだったってのに・・・。」
タク「見ろよ、俺の白の特殊能力だ。」
シヴァ「極めてきたのか?」
タク「もちろん!!」
シヴァ「だったら、そいつを見せてみろ・・・。俺が納得できるようなもんなんだろうな・・・?」
タク「当たり前だ・・・。」
タクが白を放出する・・・そして・・・
タク「見てろよ・・・これが俺の、新しい技だ!!」
【召喚!!】
タクの目の前に大きな怪物が現れた!!体長は推定5M、全身に炎を纏い翼を持つ召喚獣!!
タク「名前は・・・そうだな・・・『大火炎巨獣(イーフリート)』あたりにしとくか。こいつが1発、技をかましてくれる。」
イーフリートが全身の炎を両手に集め、技を放った!!
【大火炎放射(メラフレア)!!】
シヴァ「・・・召喚獣か・・・。」
タク「まぁ、ゲームのパクりだけどな。でも架空の生物まで呼び出せるとは思わなかった。こいつは便利なオーラだよ。」
シヴァ「まぁ、本当のことを言うと、そいつは別に架空の生物でもなんでもない。魔界は広いからな、そんな怪物だっていくらでもいるさ。お前にしちゃあ上出来だ、白の本当の使い方を熟知して、よくそんな便利な技を思いついたもんだ。」
タク「1発ものの技がよかったからな。デカいの1発を使えて、且つこれ1発でオーラ全部がくたばらねーような技がよかった。」
シヴァ「まぁ、いいだろう。これでお前に教えるもんはもうねぇな、ミカエルのとこに戻りな。」
タク「あぁ。サンキュな。」
シヴァ「・・・タク・・・俺と1戦・・・やってみるか・・・?
タク「・・・!?」
白を使いこなし、見事特殊能力を使いこなすことに成功したタク。ミカエルのもとに戻ろうとする前にシヴァから予想だにしない『1戦やってみるか?』の言葉・・・。続きます。