天空覇魔伝⑳ | 猫日記

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~あらすじ~
サキエルの死を聞き、ショックを受けるも戦い続けることを決めたタク。5名の大天使のうち3名が集結し、ミカエルがタクの新しい師匠を紹介する・・・。
タク「俺の新しい師匠か・・・今度はちゃんと教えられるやつなんだろうな?」
ミカ「タク・・・その言い方はサキエルに失礼だろ。あいつはあいつなりに頑張ってたんだしな。」
ウリ「まぁ、あいつでは役不足感は否めなかったようだな。」
ラファ「おいおい、あいつなりにって・・・ミカエルも充分失礼だろ。確かにアホではあったけど・・・。」
散々な言われ方ですね、サキエルは・・・。ラファエルさんもフォローしてるつもりでしょうが全然フォローになってません
タク「まぁ、こう言っちゃなんだけど、あいつの代わりになるったらまずつっこみが出来なきゃ始まんねーぞ。意外と人気あったしな。」
ミカ「つっこみが出来るかどうかは別としても、とりあえず実力的には文句無しのはずだ。順番から言えば上級天使長のカミエルが妥当ではあるのだが、実力はサキエルとほぼ変わらないからタクがあっという間に追い越してしまうかもしれん。追い越されたらまた新しい師匠を探さなければならなくなるからな。キャラを出しすぎると困るやつが1人いるんでな・・・。」
俺のことですかね・・・ミカエルさん・・・。つーかあなた明らかにキャラが変わりつつありますけど・・・。
タク「じゃあ、上級天使長以上のやつ・・・大天使じゃねーかよ!!」
ウリ「・・・ミカエル・・・まさか俺ではないだろうな・・・?勘弁しろよ、おい・・・。」
タク「なんだてめー、俺と組むのがイヤだってんのかよ!!」
ウリ「ガキのお守りは俺の仕事じゃない。」
タク「っのやろ・・・」
ミカ「まぁまぁ、喧嘩は止めろ。最初は私もウリを選ぼうと思っていたんだが、こっちも人材不足でな・・・大天使を使うわけにはいかなくなった。ウリはウリでまた違う任務をこなしてもらわなければならないんでな。」
ウリ「ふぅ・・・本当に助かったな・・・。」
タク「てめー・・・マジでムカつくな・・・おい・・・」
ラファ「俺は結構組んでみたいけどな。面白そうだし。でも俺はタイプが違うから無理か?」
ミカ「タクにはまず攻撃を覚えてもらわなければならないから補助タイプのラファエルを付けることはない。もう選んであるしな。」
タク「じゃあ誰なんだよ・・・?」
ミカ「こっちに呼んで・・・お、来たな。」
??「失礼します。」
ミカ「ご苦労。久しぶりだな、ウリエルとラファエルはもっと久々だろうけどな。」
ラファ「・・・タクの師匠って・・・ユウキですか・・・?」
ウリ「・・・たしかに久々ではあるが・・・ユウキにタクの師匠が務まるか・・・?」
ユウ「お久しぶりです、ウリエル様、ラファエル様。はじめまして、タク君。」
ミカ「タク、紹介しよう。お前の新しい師匠となるユウキだ。名前くらいは聞いたことあるだろう?」
タク「・・・まぁ、聞いたことはあるけど・・・。たしか強いってのくらいは・・・。」
ユウ「まぁ、君の6000倍くらいは強いと思うよ~。」
タク「ろっ・・・てめー!!ナメてんのか、コラ!!」
ミカ「タク、落ち着け、ユウキもいきなり絡むなよ。まぁ、お前にとっては絡んだつもりはないんだろうけどな・・・。タク、6000倍かどうかはわからないが、少なくとも今のお前よりははるかに強い。そしてそう簡単に追い越せるレベルじゃないしな。天界でもおそらく5本指に入るくらいの戦闘能力はある。私よりも強いしな。」
ウリ「俺の次くらいだろ・・・。」
ユウ「多分もうウリエル様より僕の方が強いと思いますよ~。」
ウリ「・・・ほぅ・・・威勢がいいな・・・ここでやろうか・・・」
ミカ「ウリ、いい加減にしろよ。とにかくタクについてはユウキ、お前に任す。お前の考えるようにやりなさい。」
ラファ「ユウ、お前人に教えたことあるのか?」
ユウ「いえ、初です。いきなりミカエル様に言われたので・・・。」
タク「・・・おいおい・・・大丈夫なのかよ・・・本当に強くなれるんだろうな・・・?」
タクとユウキが大天使長室から出る・・・。
ユウ「さて、早速なんだけどさぁ・・・何を教えればいいかわかんないんだよねぇ。」
タク「何でもいいよ・・・とにかくパズズのやろーをボコボコに出来るくらい強くしてくれよ。」
ユウ「パズズ・・・?あ、あぁ、あのヘンテコなやつか。僕も初めて会ったときは全然勝てなかったなぁ。でも今だったら簡単に倒せると思うよ~。倒し方を教えてあげるよ。」
タク「いや・・・倒し方を教えてもらったって・・・強くなんなきゃあいつの動きすら見えねーから・・・。」
ユウ「う~ん・・・難しいねぇ~。」
タク「・・・いや、お前が強いのはよーくわかったけどな・・・本当に強くなれんのか?俺は?お前と一緒にいて・・・?」
その場に座りこむユウキ・・・。4~5分程座ったまま考えるユウキを見ていろんな意味で絶望感に浸るタク・・・多分、師匠を代えてくれと思ってるか、帰らせてくれと思ってる・・・
ユウ「・・・よし、じゃあ修行よりも実戦で強くなっていこう。実戦の方が早く成長するって誰かに言われたし~。」
タク「・・・実戦でってのは反対しねーけどさ・・・そのエラい間延びした喋り方は何とかなんねーのかよ・・・?」
完璧無視
ユウ「とりあえず、僕のやってる任務に付き合ってもらうよ。A級の任務だったら一緒に来るだけでも強くなれそうだしね~。ただ、少し気を抜いたら死んじゃうけど。」
タク「・・・不安だ・・・いや、死ぬことじゃなくて・・・いろんな意味で・・・
タクの新しい師匠・ユウキ。実力は誰もが認めるものであるらしいが・・・。次回はユウキと共にA級の任務に挑戦します。