天空覇魔伝⑱ | 猫日記

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スポーツ、漫画、その他もろもろ・・・その日に思ったことを書いてます。

~あらすじ~
サキエルVSパズズ戦。サキエルの大ピンチに間一髪、ミカエルが間に合う。
タク「ミカエル!!遅ぇーよ!!死ぬかと思ったぞ!!」
ミカ「すまん、・・・また腕を上げてきたな・・・パズズ。」
パズ「よう、ミカエル・・・久しぶりだなぁ。」
ミカ「ラファエル、サキエルの様子はどうだ?」
ラファ「・・・マズいな・・・まぁ、全力でやってみる。」
ウリ「んで、俺はこのガキのお守りしてりゃいいのか・・・?」
タク「てめっ!!誰がガキだコラ!!」
ミカ「・・・さて、少し話そうか・・・。パズズ、お前らしくないやり方だな。サキエルを殺す必要があるとは思えんが・・・。タクが思った以上に粘ったみたいだな。」
パズ「相変わらずおめーはいい人間を拾ってくるなぁ。そいつのセンスはかなりのもんだぜ、ユウキよりも面白いかもしれねーな。」
ウリ「パズズ・・・口の利き方には充分注意しろよ、何が最後の言葉になるかわからんのだからな。この場で消してやろうか・・・?10秒もあれば苦しまずに死ねる。」
パズ「・・・さすがに今の状態であんたとやる気にはなれねーな。天使様ならもっとフェアな戦い方を好むんじゃないのか?」
ウリ「・・・本当に殺すぞ・・・」
ミカ「ウリエル、少し口を塞げ。・・・パズズ、お前が選べ。このまま逃げ帰るか、ここで我々大天使3人と相手をするか・・・。」
ウリ「!?・・・ミカエル・・・お前、正気か?またコイツを逃がすつもりか・・・?この場で殺す方がてっとり早い。お前が倒せなくても、俺ならまず負けることはないしな。」
ラファ「ウリ、まずはミカエルの話を聞け。ミカエルが大天使長なんだからな。・・・納得のいく説明は出来るんだろ?ミカエル・・・」
ミカ「まぁ、納得いく説明って程大したものじゃないさ。ただ、もう全面戦争まで1年を切ってるし、こいつにとっては遊び相手に指名したタクに結局何も出来ずに逃げ帰る方がよっぽど屈辱だろ。」
ウリ「・・・下らんな。お前が殺らないなら、俺が殺る。パズズ、お前の遊びにはもう飽きた。」
ラファ(ミカエル・・・何を考えてる・・・パズズをここで生かしておくメリットがあるのか・・・?)「ウリ、ミカエルの許可なしに動くのはやりすぎだ。そいつの側で待機の命令だろ。」
ウリ「ミカエルに任せていたら永遠にパズズは殺れない。ミカエルのやつ・・・パズズを仲間に引き入れるつもりじゃないだろうな・・・」
ミカ「・・・そんなわけないだろ。パズズ、どっちにする?私は逃げた方がいいと思うけどな。」
パズ「・・・まぁ、たしかに今の状態でお前らを相手にするのは得策じゃねーな・・・。お前の言う通りにするのもシャクだが・・・ここは大人しく退散しておくか・・・。」
ウリ「ミカエル!!本当に逃がすつもりか!?犠牲者が出てるんだぞ!!」
ミカ「パズズ、私が言い出したことだ、お前が帰るときに不意打ちなんて卑怯なマネをするつもりはない。ウリエルも私が押さえておくしな。ただし・・・お前の『烏』・・・1匹残らず持って帰ってもらうぞ。」
ウリ・ラファ「!?」
パズ「まぁ、さすがに気付いてたか・・・そっちのやつらは気付いてなかったみてーだけどな。」
ミカ「私達が冷静さを欠いたら一気に攻められるぞ、ウリ。まぁ、私のフィールドを潜り抜けてここに来てるレベルだ、気付かなくても無理はないけどな。・・・随分な数を用意してるじゃないか・・・おそらく10万匹くらいだろ?」
タク「おい、烏って何だよ!?」
ウリ「烏は大量生産出来る悪魔の種類の1匹だ。俺達が苦にするレベルの強さではないが、おそらくこの天界にまんべんなく配置しているはずだ・・・全く気付かなかった・・・。」
ミカ「ここでパズズを殺せばおそらくこの烏が一気に攻めてくる。全く準備が出来てない上に私達がここで固まっていては下に指示も出せない。確実に戦力の3分の1以上は失う・・・そこに悪魔族が総動員されたら一気に制圧されるからな。まぁ、烏にはそう指示を与えてるんだろ。パズズが死んだら攻めろ・・・ってな。」
パズ「相変わらずお前はやりにくいな・・・まぁ、そこまで読まれてるなら俺もジタバタする意味はねーな。1年後を楽しみにしてるか・・・。あ、そうそう・・・タク・・・」
タク「・・・何だよ・・・」
パズ「お前・・・もっと強くなれよ・・・俺が遊べるくらいまではな。」
タク「次に会ったら・・・殺すからな・・・てめー・・・」
パズズが笑いながら去っていった・・・。そして、その直後にタクが意識を失う・・・。
とりあえずパズズ戦はこれで終了。次からの展開は全くの未定。でもまだ続きます。