邪馬台国論争 「卑弥呼とは何者なのか?③」
【 序 】
「卑」「彌(弥)」「呼」という3つの漢字に注目して、卑弥呼とは何者なのか?を推理してみたいと思います。なお「彌」は「弥」の旧字で、意味としては同じです。
【 卑弥呼という漢字の意味 】
<卑>
「卑」は通常「地位や身分が低い」という意味で使われますが、ここではその解釈は不適で、「卑」には位置情報としての「低い」という意味もありますので、「卑」を天に対する言葉だと考えれば、「地」の意味に解する事が出来ます。(参考:漢字・漢和語源辞典)
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<彌(弥)>
「彌」は「梵語maitreyaの音訳」で、下の参考サイトでは、例として「弥勒」が挙げられています。また「ラテン語 missaの音訳」で、例として弥撒(ミサ)が挙げられています。
「弥勒」はかつて地上に生誕された仏陀やイエスのような救世主の意味だと思います。missa(ミサ)は、ラテン語で「派遣」を意味する missio(ミッシオ)に由来するとされますので、イエスの派遣(=再臨)の象徴かな?と思います。(参考:漢字・漢和語源辞典)
<呼>
「呼」はそのまま「呼ぶ」の意味だと考えます。
撮影 サンシャインワーフ神戸 画像と記事は関係ありません
【 結論 】
全て推測になりますが、以上を手がかりに卑弥呼という名前が何を象徴するのか?を纏めてみます。
- 「卑」は「位置が低い」の意味で、「天」に対する「地」の象徴である。
- 「彌」は「(天から)派遣されるイエス(救世主)」の象徴である(「弥勒」の「弥」、「弥撒ミサ」の「弥」)。
- 「呼」はそのまま「呼ぶ」の意味である。
- 「卑彌呼」とは「天から派遣されるイエス(救世主)」を地上へ呼ぶための霊的な存在の象徴である。