【 序 】
イザナギとイザナミが、国生みの際に「天浮橋」に立って、「天の沼矛」を海原に下ろし、「こをろこをろ」とかき回し、矛を持ち上げると滴り落ちた「潮」が積もり重なって出来た嶋が、オノゴロ島(古事記ではオノコロ島)だとされます。この「こをろこをろ」と「オノゴロ嶋」という名前に注目すると3種ゲマトリアがともに"888"を示すことが分かります。
- onogorozima 867 888 148
- koorokooro 480 888 148
"888"はギリシャ語のイエス(”Ιησους”)のアイソセフィの数字と同じで、イエスを象徴するとされますが、ここでは広く救世主の象徴に捉えたいと思います。これを前提にしたとき、オノゴロ島の3種ゲマトリアと一致するものに"Master Morya"(マスター・モリヤ)があることは注目に値します。
- Master Morya 867 888 148
撮影 メリケンパーク 画像と記事は関係ありません
【 Master Morya 】
マスター・モリヤは、現代の神智学において「古代の知恵のマスター」の一人だとされます。古代の知恵のマスターとは神智学のヘレナ・ブラヴァツキーなどの主張によれば、「特定された最初に悟りを開いた存在」であるとされます。マスター・モリヤは、もしかすると救世主と言ってもいいのかもしれません。
マスター・モリヤはブラヴァツキーの前にも現れたそうで、彼女が神智学協会を設立する上での主要なガイド役を果たしたとされます。モリヤの最も初期の注目すべき化身は、紀元前220,000年のアトランティスの皇帝で、このことは神智学協会本部で行われた「アカシック・レコード」の調査から明らかになったとされます。モリヤが転生した姿としてはメルヒオール(東方三博士の一人)、アブラハム、トーマス・モア、トーマス・ムーアなどが"wikipedia"には挙げられています。これらの見解には当然ですが、懐疑的な見方が多数存在しています。
(参考:英語版wikipediaMorya Theosophy 日本語版:wikipediaモリヤ神智学)
撮影 メリケンパーク対岸 画像と記事は関係ありません
【 オノゴロ嶋の解釈 】
オノゴロ嶋の名前と、それが作られるときの音「こをろこをろ」がともに救世主("888"イエス)の象徴となり得、かつオノゴロ嶋の名前がマスター・モリヤ(特定の、最初に悟りを開いた存在)の象徴となり得ることは、オノゴロ嶋が人びとを救済するために姿を現した、悟りを開いた存在(救世主)の集合体のようなイメージなのかな?という気がします。神智学協会の設立は1875年であり、日本書紀が書かれたのはその1200年近く前になります。もしマスター・モリヤという言葉が日本書紀に隠されていたとすれば、ブラヴァツキーらの主張は興味深いものとなります。もちろんこれは全て偶然だという見方もあり得るかと思います。