ボルネオ島とシュメールとエデンの園
【 シュメール文明 】
wikipediaシュメールに「シュメール地方における最古居住の痕跡は現在知られている限り前5500年ごろのものである。」とあります。これに準拠すればシュメール文明の成立は前5500年ごろを遡ることはないと考えられ、シュメール文明はメソポタミア文明の先駆けとなった世界最古の文明だという説があります。そして彼らシュメール人はメソポタミアの原住民ではなく、突然現れた別の民族だとされます。
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【 ボルネオ島とエデンの園 】
しかし2022年9月8日にネイチャー誌が、インドネシア・ボルネオ島で3万1000年前の外科手術の証拠の確認をしたと言う記事を、ネット上に見ることが出来ます。加えて、ボルネオ島東部の東カリマンタン州にある険しい山々の洞窟で、約4万年前の最古と思われる動物壁画が発見された、と言う記事もネット上に見ることが出来ます。
これらは、シュメール文明よりもさらに3万年以上も前に、ボルネオ島に高度な文明が存在していた可能性を示しています。であれば、メソポタミアに突然姿を現したというシュメール人達は、ボルネオ島からの移住者であった可能性が考えられます。
シュメールの神ドゥムジド(別名mulu-edin)と女神イナンナ(別名nin-edin)は、エデンの主とエデンの女主人だとされます。そして過去記事で、ボルネオ島のムル山(Mt.mulu)にエデンの園(Garden of Eden)と呼ばれる場所が現存することを見ています。したがってムル山は"mulu+ Garden of Eden"で表現することが出来、シュメール神話が述べるエデンの園が存在する場所である可能性が考えられます。
【 シュメール神話とエデンの園 】
エデンの園Garden of Edenの3種ゲマトリアと、一致するものに"Darkened Hair"と"Giant Of Babil"があります。
- Garden of Eden 247 588 98
- Darkened Hair 247 588 98
- Giant Of Babil 247 588 98
これをもとにネット検索すると「シュメール人が自分たちのことをシュメール人と呼ぶことはなく、文学作品内では自らを指して、黒頭人saĝ-gíg、saĝ-gíg-gaと表現した(wikipedia参考)。」とあります。また巨人に関しては「シュメールの遺跡から発掘された粘土板のレリーフには巨人としか思えないシュメールの神々(アヌンナキ)が描かれていて、これが現在確認できるもっとも古い巨人族の神話」だと考えられているようです。以上から創世記を含めたエデンの園伝説のルーツは、シュメール神話にあり、その場所はボルネオ島のムル山周辺であった可能性が考えられるように思います。