ヤマタノオロチとヨハネの黙示録と唯識 ② 「スサノオの正体」

 

 

 

【 序 】 

スサノオは「奇稲田姫を爪櫛(つまぐし)に変えて」自分の髪に挿し、世にも恐ろしいヤマタノオロチを、十拳剣(とかのつるぎ)で退治します。ここでの疑問はなぜ「爪櫛(つまぐし)」でなければならなかったのか?です。3種ゲマトリアの上からは爪櫛は阿頼耶識(Alayavijnana)の象徴となり得ることがその理由であった様に思えます。 

  • Tumagusi        637      666    111 
  • Alayavijnana  1814  666  111 

阿頼耶識とは悟りを得ていない人間の汚れた心(煩悩)の象徴であり、スサノオが退治したヤマタノオロチとは奇稲田姫の阿頼耶識(煩悩の心)であったように思えます。以上が前回記事の要約です。 

 

では奇稲田姫の煩悩を滅ぼしたスサノオとは何者だったのか?が疑問として出てきます。以下でそのことについて考えてみます。 

 

撮影 2023.10.15 尼崎中央公園 画像と記事は関係ありません

 

【 最古の和歌 】 

スサノオは奇稲田姫を救った(奇稲田姫の煩悩を打ち破った)後で、日本最古と言われる和歌を読みます。 

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を 

「八」が眼につくかと思います。「八重」が3度繰り返されますので、"8"を3度重ねると「888」となります。そして八雲立つ(Yakumotatu)の3種ゲマトリアを見るとEnglishゲマトリアがこれも「888」を示すことが分かります。 

  • 3度登場する「八重」⇒ 888 
  • Yakumotatu  1092    888   148 

この歌はスサノオが自らの正体が"888"であることを示すために詠んだもののように思えます。では"888"が象徴するものは何か?が次の問題となります。

 

撮影 2023.10.15 尼崎中央公園 画像と記事は関係ありません

 

【 スサノオは救世主の象徴? 】 

これは過去記事で何度か書いていますがギリシャ語のイエス(Ιησους)のアイソセフィ(ギリシャ語のゲマトリア)が"888"を示します。 

 (リンクサイトでGreek Isopsephyを選択し、Ιησουςと入力すると確認できます) 

また、八雲立つ(Yakumotatu)と同じ3種ゲマトリアを示すものに、次のものがあります。 

  • Yakumotatu                                       1092   888   148 
  • It Is A Holy Day(それは聖なる日である)1092   888   148   
  • The Arc Jade Stone(円弧形の翡翠石)    1092   888   148   
  • Being Like Jesus(イエスのようである)   1092   888   148 

 

【 結論 】 

結論としては、高天原から地上へと天下ったスサノオとは、神の国から降臨なされたイエスのような救世主の象徴であるように思えます。そしてスサノオの助力により煩悩から解放された奇稲田姫は、救世主の花嫁と言っていいのかもしれません。