画像 ワンタッチのワンタチ・ニャンタッチのニャンタチ 「かばん語」

撮影 神戸どうぶつ王国 ワン(2020.7.1)、ニャン(2020.7.15)

 

 

ワンタッチのワンタチ、開園前の屋外ゲージにて。

みんな仲良く、楽しそうに遊んでいました。

 

 

こちらは室内のコンタクトアニマルズのニャンタッチ

何を見ているのでしょうね?天井にお月様でもでているのでしょうか?

 

<鞄語>

鞄語という言葉があって、「複数の語のそれぞれの一部を組み合わせて作られた語」だとwikipedia には書かれています。具体的には次のようなものです。

  • smoke”(煙)+“fog”(霧)→“smog”(スモッグ)

由来はルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』にあるようです。ルイス・キャロルと宮沢賢治の共通点は検索すればいくつか出てきますが、個人的にそれを最も強く感じるのは、賢治がこの鞄語に近い手法を作品の裏側に取り入れているように思えることです。上の例だと余った”fek”は特に意味を持ちませんが、賢治は言葉に余すことなく意味を持たせるようにしています。例えば銀河鉄道の夜には「ラッコ(の上着)」という言葉が出てきます。それとは一見関係ないところで「かおる子」という少女が登場します。これをみてみます。

  • rakko(ラッコ) + kaoruko(かおる子) → rakko(ラッコ) + uo(魚)

こう見ると、かおる子はラッコの上着とは強く繋がっている可能性が出てきます。

この手法はジョン・レノンも取り入れていて、例えば「ヌートピア」と「プラスチック・オノ」の間などにも、それを見ることができます。

 

 

 

2015年の映画に「ホワイト・ゴッド」という映画があって、私はみていませんが「虐待された犬たちが、人類に反乱を起こす」という話のようです。dogはアナグラムだとGodが出てきます。これにcatも加えてみましょう。

  • dog + cat  → God act

「ホワイト・ゴッド」とはこういう映画なのでしょうか?もっとも猫は話の中心には出てこないと思いますが。