男のプライド | こんな娘でごめんなさい

こんな娘でごめんなさい

            

末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

 

叔父が重篤であると知らされてから早2週間。

 

病と闘って頑張っているのねショボーン

 

 

そんな叔父の、私が知った意外な一面。

 

それは「案外見た目を気にする人だったんだな」ということ。

 

 

叔父は皮膚ガンを患ったのですが、ガンのできた場所が顔の近くだったため、

 

治療が困難になってからは、どんどん顔の皮膚がひどい状態になってしまったらしく、

 

「もう顔の半分がジャングルなんだ。とても人様の前に出られる状態じゃない」

 

と電話でおっしゃっていました。

 

 

そして、

 

段々体力が衰えて転倒が多くなったため、叔母が「車椅子を使いましょう」と言うのだけれど、

 

「いや。支えてくれればなんとか歩けるから」と断固拒否。

 

介護者からしたら「支えるこっちの身にもなれっつーのムカムカ」って話ですが、

 

叔父には叔父の思いやプライドがあるんでしょうね。

 

老々介護でありながら介護福祉を一切使わないのも富裕層ならではのプライドなのかしら。

 

 

でも、それもある意味「人間としての尊厳」ですもんね。

 

叔父の意思を尊重し、身を粉にして介護なさっている叔母には頭が下がります。

 

 

私にできることは”叔父の大切な妹”である母を守ってあげることくらいだけど、

 

及ばずながらできる限り頑張りたいと思いますおねがい