こうして母がいない家で過ごしていて思うのは、
いかに自分が毎日、認知症の奇行にビクビクして生活しているかということ
朝起きたら一変して鬼婆になっているんじゃないか?と、ビクビク
朝起きたら冷蔵庫が空っぽになっているんじゃないか?と、ドキドキ
デイケアやショートに行かないとゴネるんじゃないか?と、ハラハラ
廊下で悪臭がすれば、トイレはもちろん廊下にブツが落ちてるんじゃないか?と、ヒヤヒヤ
こんな生活がいつまで続くの?と、モヤモヤ
認知症の意味不明な行動や発言に、イライラ
認知症の上から目線な物言いや屁理屈に、ムカムカ
言い出したらキリがない。
でも、母だって自分の病気に苦しんで、不安な生活を送ってるんですよね。
じゃあ、おあいこなの?
ううん。違う。
確かに認知症は可哀想だけど、
「なんでもすぐに忘れてしまう」という神様がくれた必殺技を持っている。
でも残念ながら、介護者に必殺技は与えられていない。
毎日崖っぷちに立たされ、見えないナイフを心臓に当てられて生活してる。
だから、悲しい事件が後を絶たない。
それでも絶対にいつかは終わる。
終わった時には失っているものも多いとは思うけど、
とりあえず、そこからの生活に足かせはついていない。
とにかく、やるっきゃないのだ~
そして今日の夕方、ハハヨちゃんご帰宅で振り出しに戻る・・・と