夜に冷蔵庫にあった中身が翌朝にはガッツリ減っているなんてことは、
母が認知症になってからは日常茶飯時。
おそらく私が2階に上がった後か、早朝にがっついているのだろうと思ってました
ところが・・・
昨夜、私は見てしまった。
夜中の0時に母が台所の片隅でネズミのようにコソコソと食べている姿を
寝る前にトイレに行っておこうと下に降りたら、台所の電気がついていました。
「あれ?」と思って戸を開けると、母が背を向けたまましゃがみこんでいる。
「どうしたの?」と聞くと、なにかをしゃがんだ股ぐらにサッと隠しました。
「見せて?」というと観念したのか見せてくれましたが、それはなんと納豆
納豆カップを持った手はベッタベタで、床には数粒の納豆がこぼれている有様。
夜中、起き抜けに眼鏡もかけず食べていたので見えなかったんだと思います。
母の母でない姿。
もはや人ではない。
それでいて、私に見つからまいと隠したってことは、
自分がいけないことをしていると本脳でわかっているのでしょう。
もう納豆すらも冷蔵庫に置いておけない状態なんですね
たまたま今回は私が発見したけど、あのまま知らなかったらどうなっていたんだろう?
納豆の粒が床に落ちてるのに気付かず踏んじゃうとか?
母が拾ったとて、綺麗に水拭きなんてしないだろうから謎の悪臭が立ち込めるとか?
考えただけでもゾッとしちゃう
認知症って本当に悲しい病気ですね。