ケアマネさんと母はお友達? | こんな娘でごめんなさい

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末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。


昨日の15時頃、超久しぶりにH氏から携帯に着信アリ。





・・・





嫌な予感しかしないチュー




予感は的中。母が包括センターに、

「娘が入院していないから困っている」と駆け込んで来たそうです。


まぁ、困った時に包括センターに駆け込むのは正しい選択だと思うし、

たまたまH氏も事務所にいてくれてよかったけど・・・


ケアマネさんがついた今、H氏はやっと我が家から解放された立場で今回のことはご存知ない状態。


巻き込んでしまってごめんなさいえーん



でも、入院中(仮)である私が今戻ってしまっては意味がないし、そもそも不自然。

それに戻って母と対峙するメンタルも皆無。

無責任を承知で「ケアマネさんに連絡してみてください」とお願いしました。





もう、心はどんより。

今は(仮)だからまだいいけど、これが本当に私が瀕死の重症だったりしたらどうなるのか。



幸いケアマネさんがすぐに包括センターへ母を迎えに行ってくれ、

そのあとしばらく母と一緒に過ごしてくださり事なきを得ましたチュー



話の経緯はこう。


昨日10:30頃に訪看さんがみえ、14:30頃にはケアマネさんも様子を見に行ってくれていたにも関わらず、
母は、私がいない不安から15時には包括センターのH氏を訪ねたと。

H氏なら私の入院先を知っているとでも思ったのでしょう。


H氏から連絡を受けたケアマネさんにしたら、

「え~今さっきまで一緒にいたのに」と訳ワカメですよ。


しかも母は、私がたっぷり作って行った食事をほとんど食べ尽くしていたらしい。

・カレーライス 1皿
・野菜ときのこの卵とじ(納豆のせ) 3人前くらいたっぷり⬅母の好物
・ご飯1膳
・レタス、玉ねぎ、カニかまのサラダ 2人前
・チーズフロマージュパン 2個
・カットフルーツ(林檎1個 オレンジ1個 バナナ2本)

全力で食べたのかしらチュー


そんなわけでケアマネさんが母と一緒に夕飯の買い物をして食事まで付き合ってくださり、

食事をして打ち解けながら、いろいろ母から話を聞いた結果、

電話で私の声を聞いたら安心すると思うし、母もそう言っていると。




お母さん はぁ?そんなことしたらクセになるからダメですよ。
   そもそも病棟で携帯電話なんて非常識だし、我慢しろって言ってください

ハムスター でもぉ~寂しいんじゃない?

お母さん ダメです。最初が肝心なんです。1回話して里心がついたら困りますから

ハムスター ん~不安なままだと、また外に出そうな気がする

お母さん 出ないですよ。ああ見えて徘徊とかは1度もないんですから

ハムスター でもね、きっと出るよ


お母さん え・・・出るんですか

ハムスター うん。きっと出るよ。心配だなぁ~


お母さん え・・・ガーン じゃあ、私の声を聞いたら安心して出ないんですか?

ハムスター うん。ちゃんと安心する言葉をかけてあげれば安心して寝ると思う

お母さん ホントですか~?

ハムスター うん。ホント

お母さん う~ん。まぁ、ケアマネさんがそう言うなら

ハムスター じゃ、もう少ししたらまたお母さんのところに行って電話するねルンルン

お母さん わかりました





う~ん。ケアマネさん、うまい。さすがプロ。




母が寂しがるのは仕方ないけど、ケアマネさんを不安なまま帰宅させる訳には行かないものね。

なんたって私の代わりに母を見てくれてるんだし。


ていうか、私が逆の立場だったら、

「あんたのせいでこんなことになってるんだから、とっとと電話の1本くらいかけなさいよムカムカ

ぐらい言ってるかもw



そんなトーク上手なケアマネさんなので、

母は電話でケアマネさんの話ばかり。

「今日ね、ずっとこの方と一緒に過ごしてね、とっても素敵なお友達ができたのデレデレ

と喜びっぱなし。


ケアマネさんがお友達がどうかは別として、

数日前までは「他人様を巻きこんで」と言っていた他人様をお友達として認識してくれたのは快挙ですよね。

そうよそうよ。確かにケアマネさんは戸籍で言えば真っ赤な他人だけど、

実質やってくれてることは家族そのものじゃない。

逆に、戸籍での正式な長女を見てごらんなさいよ。

知らんぷりどころか害だらけじゃない。

これぞ、「遠くの親戚より近くの他人」だわ。



まだ作戦は始まったばかりだけど、

ケアマネさんと母の距離がグッと縮まったことは何事にも変えがたい収穫だったと思います。



そしてケアマネさんいわく、

母が私の存在を改めて認識しだしているので、

その点でも作戦は成功しているのではないかとおっしゃっていました。


逆に私達が想像していた以上に母の認知症が進行しているのを目の当たりにするいう残念なこともありましたが、

ある意味、ケアマネさんにも真実を知っていただけて私としてはよかったです。

訪看さんにしろ、介護認定調査にしろ、やっぱり30分程度なら、

母はまだ繕えちゃうレベルですからね。


まだまだ作戦は始まったばかり。

これからもっといろんなことが起きると思いますが、

これをきっかけに先を見据えて水面下で動いて行きたいと思います。




ケアマネさん、まだまだご苦労をおかけしますが、どうかよろしくお願いいたします。