その後の母ですが・・・ | こんな娘でごめんなさい

こんな娘でごめんなさい

            

末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

 

母とのひさしぶりの摩擦ですが・・・

 

すでに、ほぼほぼ関係の修復ができました~爆  笑

 

 

きっかけは「食べもので釣る」ですw

 

 

うちの母、半額のお弁当やお惣菜が大大大好物なんです。

 

やっぱり元主婦ですからね。

 

”お弁当やお惣菜を定価で買うのは贅沢”という感覚が強いんです。

 

でも半額となれば話は別。

 

むしろ、自分で調理するより安いルンルン

 

 

ちょうど映画を観終わった時間が半額セールだったので、

 

これでもか!ってくらい買いましたよ。

 

ただ、知らんぷりされる覚悟も当然しました。

 

心の準備をしておかないと「せっかく買って来たのにショボーン」ってなっちゃいますからね。

 

 

家に着いたのは20時。母はもう寝てました。(これは想定内)

 

で、一応

 

 

「半額買ってきたよ~おねがい

 

 

と、声をかけると・・・

 

 

 

ムクッと起き上がってバクバクと食べてましたw

 

機嫌もほぼほぼ治ったみたい。

 

ホント、この人って食い気がスゴイw

 

 

今朝もいつも通りの母だったのでとりあえずは修復できたようです。

 

まぁ、またこういうことの繰り返しではあるでしょうけどね。

 

 

今回のことで、

 

「お母さんが自分から謝ったんだから笑顔で許してあげればよかったじゃない」

 

って思われた方もいらっしゃると思います。

 

もちろん私も、通常ならそうします。

 

でも、今回は総体的にみて、いいことがひとつもなかったと思うんですよね。

 

唯一、母の「すぐに返したい」という欲求はかなうかも知れませんが、

 

それってきっと「私は借りたものをすぐに返すちゃんとした人間なんだから」ってことだと思うんですけど、

 

今回の場合、そういう風に思う人って少ないと思うんですよ。

 

だって、そんなに急いで返す必要もなければ、翌々日にデイケアに行くんだもの。

 

 

母が歩きかバスで本を返しに行ったらどうなるか・・・

 

歩けば足の痛みがひどくなって生活に支障がでるし、

 

バスなら、おそらく正しく乗れないか、迷って錯乱状態になっていたことでしょう。

 

万が一デイケアにたどり着けたとしても、

 

スタッフさんは仕事の手を止める上に、母が来たことにびっくりするに決まってる。

 

おまけに母ひとりで来たとあっては、無事に帰れるか心配もするはず。

 

当然「娘さんに迎えにきてもらった方が・・・」となり、

 

母は「ダメっ。娘には絶対に迷惑をかけないって啖呵をきってきたんだから内緒にしてっ」とキレる。

 

スタッフさん困惑。

 

「あー娘さんの反対を押し切ってまできたんだ。もうこの人には安易に本は貸せない」

 

とも思うかも知れません。

 

そうなれば、

 

「すぐに本を返してくれる律儀な人」 ではなく、

 

「家族の反対を押し切ってまで、急いで返す必要のない本を持ってくる強情な人」となってしまうし、

 

なにより、母自身がそう思われたことを感じてしまったら・・・

 

おぉっ。おそろしくて想像もしたくない。

 

 

「だったら、あなたが車でお母さんを送迎してあげればよかったじゃない」

 

そう思った方もいらっしゃるでしょうか?

 

実はこれ、母もそう思っていたのかも知れません。 (今思えば)

 

本来の母の性格からすれば、私用のために娘の車を使うなんて有り得ないんですけど、

 

先日は近所のパン屋さんに行くだけでも「連れてって」って言ったぐらいなので変わったのかな?

 

 

これに関しては、「ゴネれば思い通りになる」と、思わせたくなかったんです。

 

それこそ、例の方と一緒になっちゃう。

 

実のところ、例の方の行動と認知症患者の行動って結構かぶるんですよ。

 

どちらも前頭葉に問題がある病気(障害)なのでかぶってしかり。

 

だからこそ、

 

騒がれると面倒だから要求を飲めば静かになる

 

というその場限りの対応はしたくなかったんです。

 

もちろん母は例の方とは違って認知症ですから、うまくごまかすことは必要だけど、

 

5回に1回くらいはダメなものはダメと伝えるつもりでいます。

 

もっと認知症が進んだら話は別ですが、

 

今の母はまだ反省する能力が残っているので、そこは人として頑張ってほしいところ。

 

 

 

ちなみに本は、返しに行かなかった(行けなかった?)ようで、

 

今朝、デイケアのバッグに入れてました。

 

 

それから、これは今朝聞いた話なのですが、

 

木曜日にデイケアにみえた音楽グル―プさん達が突然きたって言うんですよ。

 

自分達はなにも聞かされていなくて、

 

普通に通常のプログラムをしていたら大勢で乱入して来たから、

 

急いでテーブルをずらしたりなんだりでそれはそれは大変だったと。

 

母にしたら、

 

平和なはずの農村で突然百姓一揆がおきた!

 

ぐらいの記憶のようです。

 

 

これを聞くと、デイケアのスタッフさんも知らなかった感じですよね。

 

そんなことってあるのかしら???

 

 

今朝になっても母が興奮して話してくるので、

 

「まぁまぁ、もう済んだことだからあんまり気にしないでウインク」って言ったら、

 

「そうね」って言っておさまりましたけど。

 

案外、一昨日の夜の暴言は、それが原因だったのかも。

 

 

 

なにはともあれ、

 

とりあえずは亀裂も修復し、デイケアにも行ってくれのでホッとしてますチュー