うちの母、元気な頃は自転車をフル活用してました
毎朝のプール、買い物、通院はもちろんの事、
車でも片道30~40分はかかるような山まで自転車で行き、
登山をして、また自転車で戻る・・・みたいな
父や私が、
『車で送って行こうか?』 と言ってもガンとして聞かず、
『私には自転車があるから』
と、キッパリ断られる確率ほぼ100%
それほどに、自転車を自分の足にしていた人でした。
そうですねぇ。父が亡くなるあたりまでは。
でも、父が亡くなって、なにかと私に頼るようになってからは、
私と同行 = 車で行動
となってしまった為、段々自転車が億劫になってしまい、
『足元もフラつくし、もう自転車は乗れないかも・・・』
と、今年は乗っていませんでした。
そんな今日、訪看さんをストップして時間ができたからか、
近所の図書館まで自転車で行って来ると言い出しました。
いい傾向ではあるのですが危険も伴うので、
まずは私が自転車のチェック。
ワンシーズン乗ってないとタイヤの空気が抜けたりしますからね~。
走るには走れるけど若干空気が少ないような・・・
(私の体重の問題か???)
今度は、母に家の前をチョロチョロっと乗ってもらったら、
なんとなく危なかしそうに見えたのですが、本人が
『あっ大丈夫
乗れそうっ
』
と、なにか勘を取り戻したように言うので、
じゃあ気をつけて行って来てねと送り出しました。
ただし条件が2つ。
① フラついて駐車中の車にぶつけない事(損害賠償とかヤダ)
② 図書館に行く途中に行きつけの自転車屋さんがあるので、
まずはそこに寄って整備点検をしてもらう事
これだけは守るように念を押しました。
あとは何かあったら自己責任って事で。。。
結果、ものスゴい満面の笑みで帰って来ました。
そりゃ、そうですよね。
自転車復活 = 行動範囲がグーンと広がる
って事ですもん。
それに、あの重たい自転車を玄関から出し入れできる事自体、
まだまだ力がある証拠。
(慣れてないせいもあるけど私でもかなり重い。玄関まで2~3段の階段もあるし)
図書館から借りてきた本も、
認知症の人のきもち
という本だったので、母なりに前向きに取り組もうとしてるのかな?
訪看を減らしても、こうやって前向きに過ごしてくれるなら意味ありですね