抗がん剤治療 Ⅱ-3 | こんな娘でごめんなさい

こんな娘でごめんなさい

            

末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

今回は無事に抗がん剤を投与できた。


母のストライキは一向に収まる気配はない。


玄関のチャイムが鳴っても無視。もちろん電話も無視。


電話が鳴る度、私は2階からダッシュし、父は1階和室の寝床からヨロヨロ歩く。


まるで、どっちが先に受話器を取るかの競争のようだ。


大抵、1秒差くらいで私が負ける。走り損。。。


こういう生活にもほとほと疲れて来た。



そして、何より大きな問題。


それは来週からの旅行だ。


こんな事になると知っていたら旅行など計画しなかったけれど、


計画した当初は、母も『気分転換に行ってらっしゃい』と快諾してくれていた。


どうして行く間際になってこんな事になるのか。



もうキャンセル覚悟でいたけれど、父が行っても大丈夫だと言うので行く事にする。


幸い、抗がん剤が休みの週で、札幌への通院はない為、


父が1人で日常生活を送ってくれれば問題はない。


いつも私がお世話していた事をメモして、家中に貼りつける。


食べ物も父が1人で調理できそうなものをストック。



ちょっと可哀想な気もするけど、原因は父なのだから、本人に耐えてもらおう。