一言で言えばそうなる


生きることが心許ない


「私も同じようなもんだよ」と言われても

だけどあなたには〇〇がいるでしょう、〇〇が心の支えになるでしょうと、今までは思いもしなかった妬みが心を襲う。

こういう時、自分への嫌悪と言いようのない悲しみで全身が痛い。


仕事から帰り、もう何もしたくない日の夕飯(といえるのか?)

スーパーで半額になった焼きそばと、ビタミンくらい取らなきゃっていう気持ちでパプリカ

皿を使うのもテーブルに行くのも、まな板出すのも面倒。パプリカ手で千切らなかっただけましか。


料理が好き、栄養バランスは常に考えたい、食にはこだわりたい

そういうのは「鎧」だ。

生きる心許なさを少しでも和らげるための鎧。

色んな人が色んな鎧を着てるのでしょう。

自分で脱いでほっと一息つける人

誰かのそばで脱いでくつろげる人

私は、色々な要因で剥がされちゃって、突然の生身で狼狽える。

ま、そういう時は当たり前に心身ともに不調だよね

私はいわゆる「乳糖不耐症」で、牛乳を飲むと20〜30分後には100%お腹を下します。下した後も丸一日、お腹がずーっとゴロゴロとしています。

それでもカルシウムやタンパク質など気軽に安全に摂れる栄養素が多くて、なんとか飲めないものか?と普段は「アカディお腹に優しく」という乳糖分解している牛乳加工品を飲んでるのですが、これがなぜか今まであったスーパーからなくなってしまい困っている…


久々にフレンチトーストが食べたくて、「まぁ火ぃ通せばいけるやろ」という謎の"火信仰"を掲げで作り、食べたものの、、、はい、30分後にはお腹下しましたw

(作ってる最中にちょっと残った牛乳を少し飲んじゃったのもある)


「アカディ」は特許製法で乳糖分解したものだけど、A2ミルクは、乳糖不耐症をおこすβガゼイン-A1が遺伝子的に含まれていないA2A2遺伝子を持つ牛から採取された牛乳との事。しかも、どうやらA2A2遺伝子の牛乳、他にも色々と良い利点があるみたい。

だけど、まず地元スーパーなぞでは拝んだことがない代物。

A2A2遺伝子を持つ牛は牛全体のわずか30%で、搾乳も他の牛と完全に分けないと意味がないからコストもかかる。いつか気軽に買える日が来るのだろうか…

気軽に普通の牛乳飲める人でいたかったなぁ。

ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、量と摂取間隔を気をつければ食べられる。これをちょっとでも超えると下すけど(くだすんかいw)


ところで、私ずっと腸内環境が悪いのだけど、乳糖不耐症との関係性ってあるのかな?


久々フレンチトースト

美味しそうに見えないけど美味しかったよ


お久しぶりすぎるけど続き書こう


上橋菜穂子著「獣の奏者」

上橋菜穂子さんの作品は、「精霊の守り人」シリーズも大大大好きなのですが、私が初めて上橋さんの作品に触れてのめり込んだのが「獣の奏者」でした。

「生きる理が違う生物同士、決して馴れ合った気になってはならない」

というニュアンスの言葉に強いショックと、だがその通りだと言う納得をもって読んだ記憶。

今の年齢になってまた強く感じます。人間同士でもそうだものね。

「鹿の王」シリーズが楽しみで楽しみで、次はいつ出るのか首を長ーくして待っています。政治的な問題、生まれの問題、現代にも言えるコトがたくさんあるけど、それ以上に大切な根幹部分"ファンタジー"を楽しめる。

(ここがしっかりしていないと現代の自分も関わってくるような問題がフラッシュバックしてうまく作品を楽しめなくなる。それで読めなくなった作家さんもいる…)


春めいてきた途端に不調続きで、本当に春は大嫌いな季節。(かと言って楽な季節はないのですが)

暖かくなって動きやすくなって浮かれたい気持ちもあるのになぁ。このアンバランスが余計しんどいのだろう。


エビチリが無性に食べたくなって作った。自分で作るとエビの大きさ選べるからいいね。


春先の小手毬。この後キレイに満開になった。


東京に行ったらなるべく立ち寄りたいと思う、コーヒー&ワイン「POPO」。

私はコーヒーオンリーだけどね^_^


いやーこれ、さらに難しいなぁ…


小野不由美:十二国記シリーズ

小野不由美さんの作品で初めて読んだのは、

「屍鬼」

別の切り口からのホラーで、これも本当に怖くてでも面白くて一気に読んだ。

そうなるともう止まらない。過去作を調べ、私が屍鬼を読んだ時には既に「魔性の子」が出ていたので、これもすぐに読み始めました。

………ちょっと待って。怖い。怖すぎる。

リングシリーズや屍鬼などでホラー耐性ついた!と思って読んだけど、これはまた別口で怖すぎた。最後、悲しみや切なさや感動もあったけど怖さでも泣いた!

なんと当時、よほど怖かったのか、私はこの本を手放したんだよなー。家に置いておくのも怖かった。なんだろう…自分の「怖い」のくぼみにガシッとハマったのだろうなぁ。

それでも小野さんの別の作品は読んでいたけどね😆中毒性があるのかな、やめられない!

でも、その後始まる十二国記シリーズの「月の影影の海」は、「魔性の子」の続編?と聞いて、やっぱり怖くて手が出なかった。私の中で一旦封印してしまった。

やっと「読もう!!」と思ったのは、アニメを見たからですw

アニメ、面白かったのだよー!で、この頃になると、いい加減小野さんのホラーにも耐性がついていたので、今なら読める!と思ったのでした。

そして…ハマりました。徹底的に!ハマった!!

「月影」何度読んだか分からんくらい読んだ。何度目かに風呂で読んで、ふにゃふにゃボロボロにしてしまったのでまた買い直したりもした。「月影」での好きなセリフ、多分今でも空で言える。ていうか今も時々読んでる。ものすごい作品だと思った。語彙力なくて凄いとか感動とかしかいえないけど、なんというか、スケールもファンタジー感もしっかりしたプロットも、全てが合致していてたまらない。

こんな作品を何年も寝かせて私のバカ!とはならず、原作の内容を知らなかったのでアニメを単純に楽しめた事、「月影」を読んだ時はたしかすでに「図南の翼」あたりまで出ており、待たずに読めたことなど、割と良いことづくしでした。

「今の一冊目」にしてこの長文になってしまうほど、恐ろしくハマっているシリーズです。

だから、2019年発表の「白銀の墟玄の月」の私の狂喜乱舞ぶりと言ったら尋常じゃなかった。絶対表には出せないが考察も山ほど書いたし、白銀の墟玄の月における読み手の心情の乱高下のグラフ作ったり。人物相関図作ったり。あ、相関図はシリーズ通してやってるか。

どの作品も何度も読み返したけど、「月影」と「白銀」は、一番読み返したと思う。その度大泣きしながら。

ですので……

小野先生……

いつまでも待っています。シリーズ次回作を。1話目をwebで読ませてくださってありがとうございます。もし、まだ次回作発表にお時間かかるようでしたら、もう一度…もう一度だけ!あの1話を期間限定で再公開など…いかがでしょうか……


そうそう、白銀発表を期に、バラバラだった単行本を新潮社の山田章博さんの美しい絵の装丁に揃え直しました。

白銀の泰輝の強い覚悟を持った姿を見るだけで泣けます。


三島食品の明太子ふりかけ「あかり」で作る明太子パスタにハマっている。YouTubeで紹介されてたのを真似っこ!


急にだし巻き卵食べたくなった夜


長くなったのでまた。

先日、カフェ、パン、本屋、イベント空間、小道具などの雑貨、宿泊施設などが一つになった素敵な空間に行きました。

そこの本屋コーナーに書かれていた「あなたの人生の三冊を教えてください」「あなたの今の三冊を教えてください」

何となく心に残ったのでちょうど書いてよう。ますば人生の三冊。しかし三冊は難しいなぁ。


赤川次郎:三毛猫ホームズシリーズ(の一冊。題名忘れちゃった)

12歳頃かな。当時子供らしく、漫画大好き!文字だけの小説より絵がついて可愛くて堅苦しくなくて断然読みやすいし、(その年齢向けの可愛い恋愛ものなど)自分のニーズにピッタリあっている。と思ってました。

流行りの小説くらいは読むけどわざわざ率先して読むものではなかったんですが、この三毛猫ホームズシリーズを読んだ時、何かが弾けたんですよね。

脳裏に浮かぶ情景、臨場感、ミステリのドキドキワクワク感、全てがクリアに想像できて、もう楽しくて楽しくて、推理も楽しくて一生懸命考えながら、一気に読んだものです。その一冊の後は、堰を切ったように図書館や友人から三毛猫ホームズシリーズを借りてどんどん読み込んでいきました。

小説というものを好きになる一冊でした。

あ、漫画も大好きです!!


鈴木光司:リング

ホラーミステリですが、ホラーは苦手なので今まで手に取ることはなかったのに、リングはホラーとは知らず読み始めてしまいました。

初手から怖い。本当に怖い。でもやめられない。

怖くて苦手なはずなのに、たった10数ページ読んだだけで、もうその世界に入り込ませるなんて凄い小説ですよね。恐れながらも読むことをやめられず、話はますます恐ろしさを増し、途中からはこの小説を手にしたことを何度も後悔しましたが「ここまで読んでしまったらもう後には引けない。引いたら呪われる」くらいの悲壮感を持って最後まで読み終えました。いやー終わりも何とも言えず恐怖でした。ただ、とにかくすごく面白い。

苦手なホラーを怖いながらも「面白い」と最後まで読ませることができる内容の強さ。文脈の運び。すっかりこの作家さんの虜になり、過去の作品に遡って読み込みました。その中で「楽園」はとても心に沁みた作品です。

それにしても、貞子はすっかり独立し人権を得ましたねw


東野圭吾:容疑者Xの献身

ひねくれ者の私は、当時からすでに大人気作家さんであることは承知しながらもこの時まで一冊も読んでこなかったのです。読んだことがないのだから当然きらいとかではなかったので、この時初めて何気なく手に取りました。

もうもう!とにかく感動!途中までは、その細工が何にどう影響するのかわからない。でもわかった時の感嘆。それを紐解いていく主人公。全てが完璧なストーリーがそこにありました。「お願いだよ湯川さんそこは気付かないでよ」と、犯人側に強烈に感情移入して、途中からは苦しみながら嗚咽しながら読んだ一冊です。

読み終えた後は…もう作家さんの虜です。

いままで読んでいなかったのだから、過去作はザックザクの読み放題!その間も新作も出てくるし豊作豊作✨

あの読んでも読んでも次がある豊作時代、よかったなぁ懐かしい。

今は…新作を今か今かと良い子で待っています。


やはり三冊は難しい。

そして、長くなったので「今の三冊」はまた次回。


あっ、行ったお店は「ミナガルテン」

本当に素敵な空間でした。

朝イチで行ってモーニングをいただきました。