いやーこれ、さらに難しいなぁ…
小野不由美:十二国記シリーズ
小野不由美さんの作品で初めて読んだのは、
「屍鬼」
別の切り口からのホラーで、これも本当に怖くてでも面白くて一気に読んだ。
そうなるともう止まらない。過去作を調べ、私が屍鬼を読んだ時には既に「魔性の子」が出ていたので、これもすぐに読み始めました。
………ちょっと待って。怖い。怖すぎる。
リングシリーズや屍鬼などでホラー耐性ついた!と思って読んだけど、これはまた別口で怖すぎた。最後、悲しみや切なさや感動もあったけど怖さでも泣いた!
なんと当時、よほど怖かったのか、私はこの本を手放したんだよなー。家に置いておくのも怖かった。なんだろう…自分の「怖い」のくぼみにガシッとハマったのだろうなぁ。
それでも小野さんの別の作品は読んでいたけどね😆中毒性があるのかな、やめられない!
でも、その後始まる十二国記シリーズの「月の影影の海」は、「魔性の子」の続編?と聞いて、やっぱり怖くて手が出なかった。私の中で一旦封印してしまった。
やっと「読もう!!」と思ったのは、アニメを見たからですw
アニメ、面白かったのだよー!で、この頃になると、いい加減小野さんのホラーにも耐性がついていたので、今なら読める!と思ったのでした。
そして…ハマりました。徹底的に!ハマった!!
「月影」何度読んだか分からんくらい読んだ。何度目かに風呂で読んで、ふにゃふにゃボロボロにしてしまったのでまた買い直したりもした。「月影」での好きなセリフ、多分今でも空で言える。ていうか今も時々読んでる。ものすごい作品だと思った。語彙力なくて凄いとか感動とかしかいえないけど、なんというか、スケールもファンタジー感もしっかりしたプロットも、全てが合致していてたまらない。
こんな作品を何年も寝かせて私のバカ!とはならず、原作の内容を知らなかったのでアニメを単純に楽しめた事、「月影」を読んだ時はたしかすでに「図南の翼」あたりまで出ており、待たずに読めたことなど、割と良いことづくしでした。
「今の一冊目」にしてこの長文になってしまうほど、恐ろしくハマっているシリーズです。
だから、2019年発表の「白銀の墟玄の月」の私の狂喜乱舞ぶりと言ったら尋常じゃなかった。絶対表には出せないが考察も山ほど書いたし、白銀の墟玄の月における読み手の心情の乱高下のグラフ作ったり。人物相関図作ったり。あ、相関図はシリーズ通してやってるか。
どの作品も何度も読み返したけど、「月影」と「白銀」は、一番読み返したと思う。その度大泣きしながら。
ですので……
小野先生……
いつまでも待っています。シリーズ次回作を。1話目をwebで読ませてくださってありがとうございます。もし、まだ次回作発表にお時間かかるようでしたら、もう一度…もう一度だけ!あの1話を期間限定で再公開など…いかがでしょうか……
そうそう、白銀発表を期に、バラバラだった単行本を新潮社の山田章博さんの美しい絵の装丁に揃え直しました。
白銀の泰輝の強い覚悟を持った姿を見るだけで泣けます。
三島食品の明太子ふりかけ「あかり」で作る明太子パスタにハマっている。YouTubeで紹介されてたのを真似っこ!
急にだし巻き卵食べたくなった夜
長くなったのでまた。