前回の記事で、ねねちゃんが
血尿を繰り返してしまうようになった原因は
飼い主のあげた歯みがきフードや
おやつにあるということを書きました。
その後ねねちゃんがどうなったのか?
結論を言うと毎日点滴が必要になり「死ぬのではないか?」というところまで追いつめられました。
くわしく書いていきます。
猫が血尿になった後に療法食で様子を見ていたら嘔吐してしまった
血尿が出たが最初は元気だったねねちゃん
ねねちゃんが血尿になったのは今回で3回目。
ねねちゃんが血尿になった時
- 1回目→2021年12月(1歳9か月)
- 2回目→2022年5月(2歳2か月)
- 3回目→2023年9月(3歳半)
2回目まではロイヤルカナンのユリナリーS/Oドライを食べて治っていたので、食べさせて様子を見ていました。
今回ユリナリーをあげるようになって1週間くらい経った頃。
突然ねねちゃんが食べたものを全部吐いてしまいました。
毛は吐いても食べたものを吐いたりはしない、ねねちゃん。
どうしたんだろう?と思っていると
ごはんをまったく食べなくなりました。
吐いたのは午前10時頃。
次の日の朝ごはんも食べなかったので、朝いちばんにU動物病院へ連れて行きました。
エコーと血液検査し、腎臓の数値が悪いが今の段階では具合が悪くて一時的に数値が悪いのか分からないとの事。
1か月後に血液検査しに来てと言われました。
とりあえず今は胃腸の働きが悪いようなので胃腸薬と抗生剤の入った点滴を打ち、胃腸薬と抗生剤の入った薬を3日分もらって帰宅しました。
点滴を打ってもらい家に帰ると
ねねちゃんが嘘のように元気になり
ウェットフードを食べてカリカリも食べました。
猫の血尿を甘く見てはいけない・・嘔吐からCT検査へ
具合が悪い間はこの姿勢しかとれなかった
点滴し、食べれるようになったねねちゃん。
ですが、以前と比べると食べる量は少ないです。
少しでも体力を回復させるために、ねねちゃんが好きなウェットフード(ロイヤルカナンのインスティンクティブ・ローフ)をあげていました。
本当はユリナリーS/Oを食べさせて新たに結石が出来ないようにしたかったのですが、食べてくれません。
U動物病院で今は食べれるものをあげたら良いと言われていたので、結石が出来ませんようにと思いながらあげていました。
薬を飲んでも、元気がないねねちゃん。
じっと動かず、あまり眠れていない様子です。
一緒のベッドで寝ているので夜中に何回か確認しましたが、座り方がお腹を下にした香箱座りやスフィンクス座りのままで一晩中
姿勢が変わっていませんでした…。
ふだんはへそ天ばかりのねねちゃん。
へそ天どころか横座りも出来ないのです。
2階で寝ているので普段は飼い主が起きると、ねねちゃんすぐに1階へ降りるのですが降りて来ないようになりました。
ごはんの時間になっても呼んでも来ません。
そして服薬して3日目の朝方4時頃、また吐きました。
胃がからっぽの状態でしたので中身は何もなかったです。
ただ、その後ウェットフードを食べてから1日吐かなかったので様子を見ていました。
吐いてから状態は悪化してるのかわからない状態でしたが、心配だったので次の日朝いちばんでまた病院へ。
はじめに行ったU動物病院とは違うV動物病院へ行きました。
U動物病院の医師はエコー検査の時に
見たところ(悪いところは)ないです、たぶん。
と言ったのですが不安になったので。
グーグル検索して、コメント評価が高かったV病院へ行きました。
エコー・血液検査、レントゲン検査してもらい点滴と吐き気止めの注射を打ってもらいました。
尿管に石が詰まっているかもしれないから、別の病院でCT検査をした方がいいと勧められました。
CT検査の機械は限られた病院にしかないので、費用が高額(7万)という説明を受けました。
そしてこのV動物病院へ行った後からねねちゃんの状態が急激に悪化していったのです!
猫の嘔吐は尿管に結石が詰まったせい?CT検査へ向けて毎日点滴へ
元気な時のねねちゃん
V動物病院で点滴を打ってもらった日から、ねねちゃんは飲まず食わずの状態になりました。
今なら点滴後は水は飲まないことは経験して知っていますが、その時は「水すら飲まない…」とあせってしまいました。
数日後にF動物病院でCT検査の予約を入れていたのですが、V動物病院に電話すると点滴した方がいいと言われて点滴打ってもらいました。
食べなくなり、昨晩は無理にでも食べさせようと、ウェットフードを水で溶かしたものをシリンジで強制的にあげていました。
大丈夫か先生に聞いてみると、強制給餌したほうが回復が早いという研究結果がある、と教えてくれました。
それまで点滴は栄養あると思って打ってもらって安心していたのですが、点滴は水分と電解質だそう。
つまり人間にとってのポカリスエット。
獣医さんに栄養はないと聞いて、出来るだけシリンジで食べさせようと思いました。
強制給餌していたフード
シリンジに入れるにはドライフード(ユリナリーS/O)だと水に溶けないし全く食べなかったので、ねねちゃんが好きなウェットフード(ロイヤルカナン・インスティンクティブ・ローフ)をあげていました。
急に食べなくなったねねちゃん。
もしかすると…と悪いことばかり考えていた私は先生にこの子はもう死ぬんですか?と聞きました。
そうすると先生は
そうかもしれません…。とりあえずCT検査までは毎日点滴を打ちましょうと言いました。
この時はこの言葉が信じられなくて、泣いたら本当になってしまう!!と思い必死で涙をこらえました。
この日は日曜で次の月曜が祝日という最悪のタイミング。
ですがさいわい、近所のN動物病院が日祝営業していたので毎日点滴してもらえて本当に助かりました。
毎日の点滴で急回復!詰まっていた尿管の結石が流れて元気に
横向きでゴロン出来るようになったねねちゃん
F動物病院でCT検査をする前日。
ねねちゃんが急回復しました!
N動物病院で点滴を打ってもらったところ
急にねねちゃんが元気になり
ごはんを食べるようになったのです!!
毎日点滴を打つようになって4日目の事でした。
一時は死ぬのかもしれない、と思っていたねねちゃんの突然の回復。
急に元気が出てごはんを食べたので、すごくびっくりしました。
ただ、ごはんを食べてくれてすごく嬉しかったのですが次の日はCT検査。
全身麻酔のため夜0時には絶食しないといけなかったのです。
4日ぶりに食べれるようになった、ねねちゃん。
次の日の朝もおなかすいたよ~と寄ってきたので絶食させるのはすごくつらかったです。
そしてお昼にF動物病院へCT検査へ行きました。
元気なった事を先生に伝えると、「点滴で尿管に詰まっていた結石が流れて元気になったんでしょうね。おしっこの回数が増えたんじゃないですか?」と言われました。
たしかにそうです!
普段はおしっこの回数が1日に4回~5回ですが具合悪い時は12時間に1回くらいになっていました。
点滴打っていて、水分は取れているのに…
この日ねねちゃんが元気になっていたので、CT検査で全身麻酔させたくないな…と思っていたら「元気になったのなら、今日はCT検査しなくてもいいですよ」と言われました!
本当にホッとしました。
全身麻酔とか怖すぎますって…。
この日はエコー・血液検査してもらって「また1週間後に血液検査して数値を比較してみましょう」と言われ帰宅。
帰ってすぐごはんを食べさせてあげました
ねねちゃんがごはんは食べるようになったので次は水を飲んでほしい…と思ってずっと観察していましたが、点滴のあとって本当に水を飲まないんです
なので強制的に水をシリンジで飲ませていました。
うちの場合はウェットフード食べていたので、点滴2日後にやっと水を飲んでくれました
やっと水飲んでくれたー
そしてだいぶ元気になってきたかな…と思ってきた時、またねねちゃんが吐きました。
F動物病院へ行ってから6日後でした。
食べた後すぐ吐いたのですが元気はあり、1時間後にごはんを食べさせるとまた吐いたのでN動物病院で点滴を打ってもらいました。
2日間連続で点滴打ってもらうと元気になり、現在に至っています。
今はスペシフィックFCWというウェットフードをメインで食べさせていますが、このフードには本当に助けてもらいました。
スペシフィックについては
猫の尿路結石ウェットフードのおすすめは?ロイヤルカナンの療法食を食べない時どうする?にくわしく書いています。
この時は、ねねちゃんが食べてくれる尿路結石のフードがなかなかなくて。
安心して食べてもらえる療法食があるのは、本当にありがたかったです。
強制給餌していた時にはまだ届いていなかったので、また結石が出来るかもしれないと不安でした。
ですが、スペシフィックは結石を予防できる療法食なのですごく安心出来ました。
今回ねねちゃんは3.7キロから3.5キロに体重が落ちてしまったので、モリモリ食べて体重戻してほしいです。
スペシフィックの療法食
話は変わりますが、今回猫が食べなくなりうんちを全くしない期間がありました。
尿路結石が出来たから便秘になった…のではなく、食べてないから出ないという感じ。
5日くらいしなかったです。
ねねちゃんの場合3日間あんまり食べてなくて4日間は点滴と強制給餌のみだったので
うんちが正常(1日に1回)に戻るまでに1週間かかりました。
今はねねちゃんが元気になり、1週間たちました。
あす血液検査して、今後の治療方針がどうなるのか聞く予定です。
今回は尿管の一部に結石が詰まったのが、奇跡的に点滴で流れたのですが完全に詰まってしまうとすぐ危ない状態になるそうです。
猫の血尿を甘く見て療法食で直そうとした飼い主のせいで、ねねちゃんに大変な思いをさせてしまいました。
実は病気になった事が原因で、仲良しだったねねちゃんと同居猫ももちゃんの仲が険悪になる…という悲しい出来事も。
そちらはまた別の記事で書いていこうと思います。
ねねちゃんの状態が落ち着き、日常に戻りつつあるわが家。
ねねちゃんが急変するのではと不安になり、ずっと側にいた時は本当に怖かったです。
猫が元気でいてくれるだけでこんなに幸せなんだな…と改めて思います
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