宝塚とLDHとの舞台は
摩天楼の様な、新宿歌舞伎町に在る歌舞伎タワーの中のシアターで行われました

久し振りの新宿駅は

昔、昔あんなに通ったのに


全く、おのぼりさんでした

東口の有料トイレで着替えて、

あの頃みんなで通った


カンタベリーハウス、ペルシャ館、ギリシャ館
椿ハウス、なんか色々今になって思い出します

それこそ40年と言う時間が、過ぎて行ったのですね


高校を卒業した年の週末は、この中のディスコに行けば、中学の同級生の誰かしらが居ました




時には、憧れていた先輩も、顔を出して居たりして、都会で暮らす同級生達は、顔を合わせて安心したり、地元組も、都会の良く判らない、夜のお店だけど、同級生一杯居るし〜と、敷居が低くなって、多分夏休みの始め頃迄は、みんな良く集まって居ました

男性2千円、女性千円とか、男性と一緒ならタダとか(笑)
それで、飲み食いして、まあ殆ど食べなかったけれど、終電か始発迄、お喋りしたり、踊ったりしながら、初めての大人の世界に、ふわふわと浮足だって居ました

そんなある日
日本で一番、大きな大学に通う、一人の男の子と知り合いました

所謂、ナンパってやつですね


顔は、もう殆ど覚えて居ませんが、日に焼けて、筋肉が付き始めた、運動してると、判る子でした




うーん、これで後10センチ背が高かったら、この人はモテモテで、絶対私なんかに、声を掛ける必要の無い子だわ~と言うのが第一印象でした

その頃
私は、高校時代から付き合って居た、自転車彼氏(過去のauブログ参照笑)と、遠恋と呼ばれる感じになって居ましたが、彼は、早く自分の描く未来の仕事に着きたくて、大学では無く、専門学校に行って居たのと、休日も実技実習を、行って居たので、同じ東京の空の下に居ても、殆ど逢えませんでした


ですが、ナンパされて友達になった子も一緒に、同級生の集まるディスコで、遊ぶ様になると、しっかり、その噂は自転車彼氏にも、届いて居ました


手紙が、届いて

こんな噂を聞いたけれど

新しい彼氏が、居るのなら

ちゃんと言って欲しい

そんな内容でしたが


新しい友達は、たくさん出来たけれど、彼氏じゃ無いし

私は、自転車彼氏が、大好きなんだけど、、、との電話をした気がします


まあ、おばさんのお家に

下宿してた所への家電ですが

そんな、事を、伝えたと思います



別に、ナンパはされたけれど、付き合って居る訳でも無い、友達が増えただけ、と思って居た私は、なんか誤解されてる?と、思ったのですが、同級生達だって、男子がたくさん居たし、みんなで遊んでるだけで、何も悪い事はして居ないと、開き直って居ました

その子とも

その後も、普通に逢って居ました

みんなと一緒にね



でも、その日本で一番大きな大学へ行って居る、全くディスコになんて顔を出さない女の友達が、

「猫っ母ちゃんって、芸術学部の◯◯君と、付き合って居るの?」と、わざわざ電話を掛けて来たのです

私にしたら、女の子は英文科だし、その子は芸術学部だから、全然関係無いと思って居たのですが、私が知らないだけで、彼は結構有名だった様です


ある、運動部にも入って居て、ちょっと目立ちたがりで、そしてやっぱり女癖の悪さでも


全く、学部の違う彼女の知り合いが、その子に興味を持って、告白をしたら、そこから、「俺には彼女が一杯居て、◯◯大学の誰々と、□□大学の誰々と、千葉の☓☓学校の猫っ母とかって言ってたって、、、

えー
まあ、私に言ってた
大学の名前も、学部も本人の名前も、出身地も

家族の事も、みんな本当の事だったんだと、それはそれで、騙されては居なかったんだと思ったのだけれど、ただ、逢って喋って踊ったりしてるだけでも、付き合ってるってなるのか??


そっちのショックの方が大きくてそれなら、自転車彼氏に、申し訳ないから、と思って、それからは、私はそこへは行かなくなりました
まあ、夏休みに入りバイトも始まったり、友達も地元へ帰って来るので、そこまで逢いに行く必要も無くなったのもあったりして

余計、そこへ行く必要も無くなったのですが


その子は、その後郷里に戻って、教員になったそうです



偶然、その子の事が掲載された記事を読んだ事があって知リました

お父さんが、教員だったので、子供の頃から生活の事も勉強の事も、とても厳しく言われて

それに反発して全く関係無い芸術学部にしたって言ってたけど

本当は、お父さんの事が、好きだったんだろうな~

と、思った記憶があります



久し振りの、新宿で思い出した、昔、昔の青春の思い出です


今では、自分を始め

その子も

みーんな、還暦を過ぎて

どれも、これも

笑い話にもならない様な

小さな思い出話しですが


本当に、たった数ヶ月の事なのに、色んな初めてに出逢った

大人の階段を登り始めた

きっと、キラキラ輝いて居たで

あろう、そんな時のお話しでした