並外れた美貌と、高い知性を持ち、絶大なる権力を握った歴史上の女性たち。
その中に、「悪女」と呼ばれた女性たちがいた。
彼女たちは、何ゆえに
「悪女」よ呼ばれるようになったのか・・・
澁澤氏が選んだ13人の悪女たちの人物像に迫る!
- 世界悪女物語 文春文庫/澁澤 龍彦
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あのボルジア家の血を引く美女、ルクレチア・ボルジア。
若さと美貌を保つために、多くの若い女性達を殺害した
エリザベート・バートリ。
愛人と結婚するため、夫である国王を爆殺した
メアリ・スチュアート。
このほかにも、カトリーヌ・ド・メディチやアグリッピナ、
則天武后など、歴史的にも名高い女性達の名前が連なっている。
各女性について書かれているページ数は、そんなに多くはなく、せいぜい20ページ程度。でも、それぞれに肖像画や縁のある物や場所の写真が添えられていて、楽しみながら読み進めることができる。
この本で取り上げられている女性たちは、いずれも美女ぞろい。
「美女である」ということも「悪女」の条件なのかしら?と思ってしまうほど。
(澁澤氏の好みに適った女性・・・という共通点はあるのかも・・・)
しかし・・・これだけの美貌をもち、高い知性と、有り余る財力を持っていながら、彼女たちは
なぜ「闇」に堕ちて行ったのだろうか
虚栄心、愛欲、執着・・・我々女性が持っているあらゆる「欲」が、並外れた美貌と権力とを手にした時、歴史をも狂わせる惨劇が起こるのかもしれない。
自分勝手で、愚かで・・・そしてどこか悲しい13人の女性達。
彼女たちの生き様に触れてみませんか?
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遊びに来てくださったついでに
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