(東京の)私の家から300mほどの所にある生産緑地の歩道に、毎日7~8匹ほどのネコたちが集まる場所があります。近所に住むエサやりおじさんがエサを与えているネコたちです
ただ、エサを与えるだけでは繁殖に拍車がかかり、間違いなくご近所さんとトラブルになりますし、不幸なネコを増やすことにもつながります。それはエサやりさんにとっても本意ではないはずです。
1年ほど前に地元のネコ活動家の方がこのおじさんに協力を申し出たそうですが、取りつく島もなかったと聞いていたので、少し期間をおいて私も話しかけてみたことがあります。調布市ではかなりの額の補助金が出るし、捕獲にはネコ活動団体の方や私も手伝うという話をしたのですが、残念ながら聞く耳持たずで諦めていました
けれども子猫発生シーズンになりましたし、もし子猫がいれば、里親探しくらいはしてあげられると思い、今日夕方6時頃に現地に足を運んでみました
ちょうどゴハンの時間で、エサやりおじさんと、もう一人年配の男性がエサやりを手伝っていました
以前のことがあるので努めて笑顔で近づき、「子猫は産まれていませんかね~」と話しかけたところ、「いないよ~」との答え。
みんなゴハンをもらってゴロゴロしていたので、私も自転車を降りてネコたちに近づいてみました。すると・・・
ほとんどのネコたちの耳先がカットされているではありませんか
【この子は左耳がカットされているので女の子ですね】
「誰か来て手術しました?」と聞いてみたところ、市議と一緒に役所の人間がやって来て、エサやりの状況やら何やらいろいろと調べてから、あれよあれよという間に全員捕まえて手術してしまったというのです
うらやまし~っ!!!!!
やっぱり大都市は潤沢な税収があるし、やることのスケールが違うわ~っと思いました。以前、「行政主導でネコ問題を解決することなんかムリ!」って書いたことがありますが、お詫びして撤回いたします。行政がここまでやってくれれば、後のこと(日々の世話)はネコ団体が頑張ります
【木から下りてきてくれました】
まあ潤沢な資金もそうだと思いますが、ここまでやるのには、絶対に強いネコ愛があると思うので、現地にまで足を運んでいる市議は、きっと筋金入りの愛猫家に違いありません
多くの自治体では、おそらく動物管理の部署は予算も少ない閑職という位置づけだと思いますが、ここにこそ情熱と使命感を持った人間を配置してくださいな それが良い街としての評価を上げることにもなります。
毎年今頃は、固定資産税やら自動車税等、次々と税金の振込み用紙が送られてきてウンザリする時期ですが、今日のような話を聞くと、喜んで納税しようという気になります
とにかく我が家のすぐ側の話でずっと気になっていたので、ようやく安心して過ごすことができます
最後に信じられないオマケもありました
【深大寺のトムくんです】
この、ちょびヒゲの男の子・・・なんと「トムくん」と呼ばれてました
見た目も性格も福岡のトムくんにソックリです。
ウソみたいな話ですが本当ですよ