猫ヘルパー① | 飼い主のいない猫の会

飼い主のいない猫の会

福岡県南部にある公園で野良ネコさんたちの避妊・去勢手術、健康管理、最後の看取り、子猫が発生した場合の里親募集などを行っている小さな小さな団体です。可能な範囲で任意に協力してくださる方を常時募集しています。

私が「世界ネコ歩き」と同じくらい好きな番組に、アニマルプラネットで放送されている「猫ヘルパー:猫のしつけ教えます」という番組があります。

アメリカの番組で、猫行動の専門家が飼い猫に様々な悩みを持つ視聴者の家を訪れ、その長年の悩みをたちどころに解決してしまうという番組です。日本のバラエティー番組のように、ただひたすらネコの面白い動画や感動エピソードを紹介するといった類の番組ではなく(それも楽しいですけどね)、出てくるのは凶暴だったり室内でマーキングしたりといった困った問題を抱えたネコたちです。猫歴が長くて「ネコのことは大体分かってます」という人にも、学ぶところが大きく、大変勉強になる番組です。

私がこの番組を見て最初に興味を持ったのは、番組の主役である猫行動の専門家、ジャクソン・ギャラクシーに対してです。その容姿たるやタダ者ではありません。スキンヘッドに長いひげを生やし、両腕を覆うようなタトゥーにピアスまでしている大男で、とてもネコの専門家には見えないことです。この人、いったいどういういきさつでネコの専門家になったのでしょうか???




そして毎回必ず大きな猫の目がデザインされたギターケースを持参しているのですが、なぜギターが必要なのかと注目していると、その中から各種の猫じゃらしを取り出します。他にも色々と猫に関する七つ道具が入れてあるようです。

番組の中で、「僕はバンドをやっているんだ。」という発言もあって、興味が湧いたわけです。




それで少し調べてみたら、彼自身が買いた本が昨年の頭に出版されていました。「ぼくが猫の行動専門家になれた理由」(パンローリング社)というタイトルで、まさに知りたいことが書いてありそうなので、さっそく取り寄せました。そこには彼の壮絶な半生と、猫に関わることになったきっかけが興味深く記されていました。この人については、簡単に語り尽くせないので、内容についてはまた次回ご紹介いたします。





話題変わって、今回は悲しいお知らせがあります。先週の水曜日、以前このブログでご紹介した、行きつけの九州ラーメン屋さんの看板ネコ「チビ」ちゃんが、お店のすぐ前で車にはねられて亡くなりました。わずかに3歳でした。

月曜日に去勢手術を終えて戻ってきたばかりだったので、動きが緩慢になっていたのかもしれません。



 【お店の中の張り紙】

そういえば、これも以前ブログで取り上げましたが、シロくんと仲良しだったチビミケちゃんも避妊手術の直後に車にはねられて亡くなったことを思い出しました。外ネコさんを手術なさる方はどうぞ気をつけてください。術後、注意力が散漫になる期間があるのかもしれません。



チビちゃんのご冥福をお祈りいたします。