猫伝染性腹膜炎 FIP 治療終了の判断基準

長い長い84日という治療期間のゴールがそろそろ見えてきたけれども、果たして本当に治療を終了しても良いかと不安になる方もいるかと思います。その時にFIP治療を終了しても良いか判断するポイントを優先度が高い順番に書いていこうと思います。

 

 

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猫でんちは、愛猫がFIPにかかり高額な治療費に愕然とし治療薬について病気について勉強してきたことを共有しようと思いブログをはじめました。

 

猫伝染性腹膜炎の治療に使用する治療薬・新薬は個人輸入をすることで良いものを安く購入することができます。個人輸入と聞くと難しそうなイメージもありますが、猫でんちは治療薬(GS-441524の注射薬と経口薬(北米、ヨーロッパ、東アジアで治療に使われている製品)の相談から購入先の紹介・輸入のサポートまで可能です。

 

FIPは死を待つ病気ではなく、誰もが安価に治療できる病気に変わってきています。FIP診断されたからと諦めるのではなく、猫ちゃんの体調の相談・治療方法・治療薬についてまずご相談ください。今治療を始めるのが完治に向けての第一歩です。

 

猫ちゃん・ご家族の方・治療薬・動物病院・猫でんちが全部一つとなって完治を目指していきましょう^^

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FIP治療終了の判断基準

 

猫伝染性腹膜炎の終了の判断は診断時と同様に獣医師さんが血液検査、超音波検査、臨床を元に判断をしないといけません。

もし100%確実に判断をしたいのであれば、血液中のFIPウイルスが存在するかどうかを検査すれば良いのですが、この検査が無いために総合して治療終了の判断を行わないといけません。

3つの判断基準をあげていきますが、これらは判断する優先度が高い順に並べています。

 

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FIP治療終了の判断基準 1

治療期間および投与量は十分であったかどうか

研究等で12週間(84日)と決められた標準治療期間を守ることが第一の条件です。

 

84日以前に治療を終了するケースも多くありますが、完治したかどうかを事前に確認する方法はなく、特に眼球や神経の症状を伴う場合の治療の早期治療は禁物とされています。

 

また治療中の悪化による投与量を増加した場合は、症状が好転し始めた時期から4週間程治療を延長することが推奨されています。

 

治療途中に投与量の計算を間違えや投与を少なくしてしまったと時間が経過してから気づいた場合、その日数分の治療の延長を勧めています。治療の延長するや否やで迷っているのであれば、再発という結果に変わりはなくても「あの時に…」と心配事や後悔をしないようにと海外では実際に延長している方が大多数です。

 

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FIP治療終了の判断基準 2

血液検査によるA/G比率の確認やその他の臨床検査

特に重要なのはA/G比率です。A/G比率が0.6以上、リンパ球が30%以上、貧血や黄疸等の数値が正常になっているか確認します。

 

【A/G比率の数値について】

FIP診断時には、0.8以上↑は問題なし、0.6以下↓は疑い、0.4以下↓は確定という判断基準があります。これを治療終了の基準に置き換えると、0.8以上が理想的な数値ですが、0.6以上であれば正常範囲内であるということがわかります。

 

しかし、口内炎等の他の慢性疾患の影響でA/G比率が低く出る可能性もあります。

 

こちら血液検査結果の見方です。

 

 

その他にも猫伝染性腹膜炎の診断時に、FIPを疑うきっかけとなった数値や、画像(超音波やレントゲン) を通して全て正常になったかどうかを確認することが大切です。

 

レントゲンや超音波等の検査では、腹水が無いのか、リンパ球の肥大は見られないのか等を確認します。

 

治療期間中に最低4週間の間隔での血液検査で定期的に猫ちゃんの状態を見ることが大切です。(CBC、タンパク質、問題があった検査数値)

 

 

FIP治療中の血液検査結果の過程を論文に沿ってまとめた記事がありますので、どのように数値が変化していくのかご参考程度に見てみてください^^

 

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FIP治療終了の判断基準 3

現在の猫ちゃんの状態、特に体重の増加が安定的であるかどうか

初めて動物病院に訪問した時や、FIPを疑うきっかけとなった猫ちゃんの状態が全て改善されているかどうかを確認します。

 

例)

・減った体重が戻ったか

・止まっていた成長期 (1歳頃まで) の成長が正常に進んでいるか

・おとなしいと思っていた猫が狂ったように走り回る

・いたずらっ子になる

・毛に艶が出ているのか

・目がキラキラしていて元気そうなのか

 
 
これらの3つを総合的に判断をして8週間の観察期間はありますが、まずは治療からの卒業となります。猫伝染性腹膜炎治療終了へのゴールが近い方、これからFIPの治療を始める方、今まさに治療中の方、ゴールに向かって一歩ずつ頑張っていきましょう^^
治療中に不安なことがございましたらお気軽にいつでもご連絡ください。
 

 

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