FIP GS−441524治療薬研究による治療経過まとめ
FIPの治療薬の中の一つであるGS-441524の治療を開始するとどのように猫ちゃんが回復していくのか、猫伝染性腹膜炎について研究を行っているDr.Pedersenの報告書を整理してタイムライン形式でお伝えしていこうと思います。
原文リンク:
https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/1098612X19825701
翻訳版:
・・・
猫でんちは、愛猫がFIPにかかり高額な治療費に愕然とし治療薬について病気について勉強してきたことを共有しようと思いブログをはじめました。
猫伝染性腹膜炎の治療に使用する治療薬・新薬は個人輸入をすることで良いものを安く購入することができます。個人輸入と聞くと難しそうなイメージもありますが、猫でんちは治療薬(GS-441524の注射薬と経口薬(北米、ヨーロッパ、東アジアで治療に使われている製品)の相談や購入先の紹介が可能です。
FIPは死を待つ病気ではなく、誰もが安価に治療できる病気に変わってきています。FIP診断されたからと諦めるのではなく、猫ちゃんの体調の相談・治療方法・治療薬についてまずご相談ください。今治療を始めるのが完治に向けての第一歩です。
猫ちゃん・ご家族の方・治療薬・動物病院・猫でんちが全部一つとなって完治を目指していきましょう^^
・・・
猫伝染性腹膜炎治療のタイムライン
FIP治療から12〜36時間後
正常体温まで熱が下がる、食欲が上がり、活動量が改善傾向になる。
(60時間後:研究で一時的な芸金体温が急上昇しました)
FIP治療から24〜48時間後
眼球症状が消え始める。
FIP治療から3〜5日後
すべての猫ちゃんの症状が改善され始め、入院していた猫ちゃんは元の場所に戻り治療ができるようになる。
FIP治療から1週間後
胸水により呼吸困難は治療に迅速に反応し、7日目以降にはこれ以上症状が現れる/酷くなることはなかった、リンパ球減少症は最初の1週間で解決された。
FIP治療から10〜14日後
腹水はこの時から消え始め、完全に無くなるまで1~2週間程度かかる。
FIP治療から2週間後
白血球の数値がほとんど正常に戻った、すべての猫ちゃんの様子がほぼ正常か、正常になったことが観察された。
FIP治療から3週間後
グロブリンとタンパク質の上昇 (腹水が急速に解決される時期に発生)
黄疸は2~4週かけてゆっくりと解決 (同時に高ビリルビン血症が減少)
FIP治療から6〜8週間後
貧血数値が正常に戻る
FIP治療から8週間後
アルブミン数値が正常に戻る
FIP治療から8〜10週間後
A/G数値が正常になる(0.7)
FIP治療期間について参考にしてもらいたいこと
12週間の治療については動物生態学的な指標に従うことが重要です。
PCV、血清総タンパク質、グロブリンおよびアルブミンの数値、A/G比率が有効な判断材料だと確認されました。これら(下の「FIP治療期間の血液検査データ」をご覧ください)のパラメーターに基づくと猫ちゃんは治療から6〜10週間後でも完全に回復していないことがわかりました。この結果から、最低12週の治療期間が必要ということが再確認されました。
再発はほとんどの場合、治療終了から3~84日に起こることが確認されています。(平均23日)
FIP治療期間の血液検査データ
「総タンパク質」の猫伝染性腹膜炎治療12週間のデータ
・・・
「グロブリン」と「アルブミン」の猫伝染性腹膜炎治療12週間のデータ
・・・
「A/G比率」の猫伝染性腹膜炎治療12週間のデータ
・・・
「白血球」と「リンパ球」の猫伝染性腹膜炎治療12週間のデータ
グラフの出典:https://ameblo.jp/neko-denchi/entry-12817956174.html
〜〜 各種SNS 〜〜
#猫でんち #猫ちゃん #愛猫 #猫コロナ #猫伝染性腹膜炎 #猫伝染性腹膜炎治療 #猫伝染性腹膜炎治療薬 #猫伝染性腹膜炎治療中 #猫染性腹膜炎新薬 #FIP #FIP治療 #FIP治療中 #FIP猫 #FIP治療薬 #FIP新薬 #新薬治療 #ドライタイプ #ウェットタイプ #GS-441524 #GS441524