昨夜、某NHKの歴史探偵という番組で吉原遊郭が取り上げられるのを知り
(NHKで取り上げること???と、激しく思いましたが。)見ました。
結果。一言で言えば『なにそれ・・・』でした。
確かに、中には語り草になっているような花魁・太夫もいますが・・・
大スターって・・・。役者じゃないんだから・・・。
ほんの一握りしか上り詰められなかった花魁、という地位に達した方を
絶賛する様は見ていて異様に感じました。
『あぁ、こういう報道のされ方をするんだもの、憧れの気持ちも持つようにもなるわね』と。
取り上げたのが先ず、その大スター花魁のことで呆気にとられたというかもう・・・・
今現在、当時のその場の事を見て、語れるわけではないので、ワタシの言うことも
推測の域を出ないことではありますが、余りにもいいところだけを取り上げすぎ
花魁ともなれば、イヤなお客は断れた、とか・・・・・。
流行の最先端で真似する人続出だった、とか
物凄く深読みをすれば、それが事実だったとしたら何故、一般の女性は
遊女を真似るようなことをしたのか考えた時、そうすれば自分の夫や恋人が
吉原へ、という考えをしなくなる『かもしれない』という考えだったからかもしれないし。
いやもう、ほんといいとこばかり語りの番組でしたが、地位の高い人やお金持ちに
身請けされるのだってごく一部。親に売られたって、年季が明けても、吉原にいたということを
もう近所の人に言われたくはないと実家に帰ることすら拒否された方々も多数を占めていたはずで
そういう面はちっとも語られず。病気で多くが亡くなったということも語られず~・・・。
なんか・・・とっても半端な番組でした。こんなのなら、やらなくて結構。とか思ったりして。