離婚&引越 超長文 | 寄り道して税理士試験の勉強している猫のブログ

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長年自分探しをしていて、やりたいことが見つかる→挫折、を繰り返しています。

将来やりたいことがようやく見つかりましたが、その夢はとっておいて、
まずは今の環境でできることを頑張ることを決め、アラフィフで税理士試験の勉強をスタートしました。

◎次男

公立高校2年男子、穏やかで優しく、いつもにこにこ。しかし実は冷静な観察眼を持つ努力家。

◎長女

公立中学3年女子、良く言えば明るい、悪く言えば性格がきつめ、加えて反抗期。時々優しいオタク女子。

◎末っ子

特別支援学校小6男子、IQ70前後、自閉症スペクトラム。穏やかで天使レベルの優しさを持つ。

◎母

アラカン、会計事務所フルタイム勤務、時々ベビーシッター、時々介護。趣味は合気道。加齢により身体のあちこちにガタがきている。

無事、離婚&引越が終わった。
 
離婚はなかなか了承しなかったが、モラハラ・経済DVについてこれまでの気持ちを全部話したところ、最初はしつこく「やり直しませんか」と食い下がってきたが、最後は了承した。
 
今までモラハラや経済DVについて、毒夫に文句を言ったことは一切なかった。
 
どんなに無視されても文句一つ言わず「おはよう」「おかえり」などの言葉掛けをしていた。毒夫のためではない。子どものためだった。両親がお互い無視し合う環境が子どもにいい筈がないからだ。無視は数日~長くて一ヶ月続いたときもあった。
 
毒夫はそういった私の言葉掛けに対して、一切反応せず無視し続けた。そうして自分の憂さを晴らして満足すると、徐々にキレ気味にぼそっと「おはよう」などと返してきて、やっと普通に戻る、ということが繰り返されてきた。もちろん無視したことについて謝られたことは一度もない。
 
お金についても不満を言ったことは一切なかった。私が残業が多い会社で働いていて残業代で収入が多かったときは「ちょっと厳しいから20万じゃなくて15万に減らしてもいい?ママの収入が多いから大丈夫だよね」とほざいた。残業代が多くてもベビーシッター代がかかっていたのに。シッター代は通常は毎月の費用だけで7万程度かかり、病児保育に預けられないような病気で一日シッターさんに来てもらったりした月はもっとかかった。最高で25万かかった月もあった。子どもが4人いると誰かしらが病気だったりするから、毎月最低でも15万くらいはかかっていたと思う。手取り35万でもシッター代15万引かれたら手取り20万なんだよ。簡単な計算もできないのか。それ以来、自分の給料の額を毒夫に言わないことにした。
 
それどころか、私が転職で一時的に収入が下がったときに(給料の締め日の関係で)、「ちょっと今月厳しいから土日に単発バイトするね。その間、子どもたち見ててくれる?」と言ったら、「給料考えないでほいほい転職するからだろ!だいたい何でそんなにお金が足りないんだよ!」と声を荒げてきた。「毎月○○円は掛かるよ。子ども4人もいるんだから」と言うと「おかしいだろ!何でそんなにかかるんだよ!何にいくら掛かるのか書き出して見せてみろよ!」と言うので、毎月何にいくら掛かるから総額で出費がいくらになると書き出した紙を渡したら、しばらくその紙を眺め、無言で返してきた。無駄な出費なんてないから何も言えないよね。
 
といったようなことを一気に毒夫に言ったらおろおろしていた。
 
そもそも毎月20万なんておかしいでしょ。元の家庭にいくら送金してるか知らないけど、こっちが生活厳しいくらい送るのはおかしい。それに一ヶ月無視ってあり得ないでしょ。私、無視されるようなことしたこと一度もないよね。お金をもっと入れろとか、家事を手伝えとか、テレビばっか見てないで子どもたちをどっか連れてけとか、そんなこと言ったことないよね。あからさまに不機嫌だったこともないよね。当然私から無視したことも一度もないよね。そもそも、相手が気に入らないとしても無視するってこと自体あり得ないよね。
 
等々まくしたてた。毒夫は絵に描いたようにおろおろしてた。
 
数日間、こんな会話の繰り返しだった。毒夫は「お金は全部こっちに入れる。ママがお金の管理をしてください。無視も絶対しない。態度を改める」と言ってきた。
 
もちろんお金も理由。家に20万しか入れてないにも関わらず、ちょっと気に入らないからといって(何が気に入らなかったのかも知らんけど。どうせ「俺様が総菜を買ってきてやったのに、なんで子どもたちは有難らねーんだよ!」とかいうくだらん理由だろうが)何も言わず20万から2万を引いて生活費を渡してきて、理由を聞いたら「私の食費です(子どもたちの分の総菜を買った食費という意味だろう)」としれーっと答えるその人間性がイヤだから別れるんだよ、そもそも20万って何だよ、援助か!援助してやってるつもりなのか!等々言ってやった。
 
しかし毒夫はそういった自分に都合の悪いことは右から左へ流れるタイプなので、私が離婚すると言ってきたのはお金だけが原因で、お金さえ全部渡せば何とかなると思っていたようだ。
 
ある日、給与明細と賞与明細を見せてきた。この前、うちに入れるお金が毎月20万しかない根拠、賞与を全く家に入れない根拠を「元の家庭に送金しているのと(もちろんお子さんはもう成人してるが少々問題がある)、以前会社からお金を借りてその返済もあるから。賞与なんて全く残らないよね」と薄ら笑いしながら言っていたが、どちらの明細にも返済の記載はなかった(「返済」は口から出まかせでそう言ったこと自体覚えてないんだろうが)。毎月の手取り40万前後、冬の賞与の手取り約80万だった。夏は恐らく手取り70万くらいだろう。賞与のときは元の家庭へは送金してないという。全額自分の懐か。おいおい。
 
次男が以前「パパっていつも『パンツの生地がこんなに薄くなっちゃった。ずっと同じの履いてるから』とか、自分のものは安いものを買ってるとかそういうアピールがすごいけど、パパの服の入ってる引き出し見ると(透明だから見える)、パンツもTシャツもめちゃくちゃ持ってるよね。それぞれ50枚くらい入ってて引き出しパンパンじゃん。俺なんてTシャツもパンツも5枚くらいしか持ってないのに。パパは服もいっぱい持ってるし、それにカバンも気に入らないって何個も買い替えてるし。高い革のカバンを磨く油とかブラシとかまで買ってんじゃん。自分はお金ガンガン使ってるのバレバレなのに何でそんなアピールしてんのかね。普通の家庭はボーナスのときって何かちょっとしたもの買ってくれたり、家族旅行連れて行ってくれたりするもんじゃないのかな。俺、そんな記憶全くないんだけど」って言ってた。そう、その通り。毒夫は全部自分の何かを買ってたんだろう。
 
長男の大学の学費も、入学時はお父さん(毒夫の)に出してもらうよう頼んでくれたので珍しいどうしたんだろうと思った。毒夫は貯金がなかったから仕方なくお父さんに出してもらったと言っていた(あったけど出したくなかったのか。長男も毒夫に反抗してたからね)。しかしその後、入学時にお金を毒夫(のお父さん)が出したことを、長男にずっと恩着せがましくネチネチと言って長男が可哀そうだったので、それ以降は私の貯金+奨学金で払った。その奨学金の返済は毎月私がしていて、そのことも今回初めて毒夫に言った。学費は親が出すものだと思うから奨学金の返済も毎月私がしている、と。私が返済していると毒夫に伝えたら、そのことで長男に軽口を叩いて長男を傷つけると思ったから今まで黙っていたが。離婚することを長男に伝えたところ、長男が「ママも収入が減っちゃうだろうから残りの奨学金は自分で払うよ」と言ってくれて、毒夫と大違いだわ、毒夫に似なくてよかったと思った。ただ長男は今春転職したばかりなので「3年くらい働いて続けられそうだなと思ったら、そのときに残りを払ってくれたらいいよ。ありがとう」と答えた。本当にいい子に育ってくれて嬉しかった。
 
そんなこともあって次男以降の学費は全部私が出そうと思って貯金をしている。それを毒夫に言ったら「俺も長男のときを反省して貯金してるんだ」と今度は財形の残高通知を見せてきた。ウン百万あった。「これからは子どもたちの学校のお金は俺に言って!そのために貯めてるから。全部俺が出すから!」と言っていたが、こうなるまでそんなことは一言も言わなかったね。次男と長女がそれぞれ中学校や高校に入学するときの制服代約10万ずつ、高校入学時の学校指定パソコン代5万、中学のジャージ代等それぞれ5万、次男の高校のジャージ代等5万、高校の教科書代毎年2万などなど。毎回「またこんなにお金が掛かったよ」って伝えてきたけど「そっかーお金掛かるねー」で終わってたね。その財形のお金、こうならなかったら子どもたちのために使おうと思ってなかったんだろうね。ほんと、分かりやすいよ。どんどん嫌いになる。もう嫌いだけど更に。ちなみに見せてきたのは財形(毎月の給与と賞与から天引)なので、普通口座に貯金もあるはずなんだけどそれは言ってこない。お金は全部ママに渡すと言っていたが、普通口座の方は自分で持っておきたい訳ね。
 
そして長女も「パパってもうすぐ60歳になるのに、吹き出物の治療で皮膚科に通ったり顔に美容クリーム塗ったり、白髪も毎週染めてるし気持ち悪い。背中もぶつぶつだらけで、次男にいつも背中にクリーム塗ってくれって頼んでるし。夜にポテチばりばり食ってるし煎餅にマーガリンべったり付けて食ったりしてるから、顔がぶつぶつしてるんじゃん。食生活から見直せよって思う。もう老人なんだから自分の年齢を素直に受け入れればいいのに。老人なのに自分の美容のためにばっかお金がんがん使うのってキッショ」と言っていた。
 
こんな感じで毒夫はお金が原因だと思い込み、お金を全額渡すからとしつこかった。なので「お金だけが理由じゃないから。それにもう信用できないから」と言ったところ、これから改めるから見ていてほしいと言う。なので子どもたちと相談した結果こう伝えた。
 
「いくら改めると言っても信用できないので離婚はする。もちろん引っ越しもする」
 
「ただ、離婚後の態度によっては考え直してもいい。ただし再度籍を入れることはない。完全に元に戻るとまた同じことが繰り返されるような気がするから。信用できない」
 

なぜなら、やっぱり「よーく考えよーお金は大事だよー」なのと、三男がパパのことを好きだから。以前書いたように、三男は相手にどんな態度を取られても相手を嫌いになることがないだけなので、いくら三男がパパを好きでも害になるようなら引き離すが、今のところその害はまだ限度内。なので考え直す可能性はあるが、よりを戻して「やっぱダメか」となったときに身軽に動きたいから。あくまで「子どもたちのための同居」で、家族それぞれが毒夫から距離を取れる自分のスペースを確保できた上でなら再度一緒に暮らしてもいい、というのが子どもたちの考え。

 

毒夫にそう伝え、「別居の間はお金はいいよ。最低限の養育費を入れてくれると有難いけど」と言った。

 

その後、毒夫から「家を探したことないから、一緒に不動産屋に来てほしい」と言われ、仕方なくついていった。まあ、20代から8回引越してる引越のプロみたいなもんだしと思って。そこで毒夫の年収が明らかに。私も同じ会社だったから何となくは想像していたがびっくり。1200万でした。年も年だしそれくらいもらってるか。でもむかついた私であった。

 

そして休み中に引っ越しが無事終了したが、休みの日に毎日毒夫がやってくるので長女ぶち切れ。「ママ、断ってよ!来るなって言ってよ!これじゃ離婚した意味ないじゃん!」と怒っていた。同感なので毒夫に「こんなに毎日来てたらおかしいでしょ。ひとり親家庭に男が毎日出入りしてて変な噂立ってもイヤだし」と言ったところ「どれくらなら来ていい?」と聞いてきたので「毎週はなし」と答えた。「月に1~2回かな。来ても短時間ね。夕飯食べて帰るとかないから」と言うとうなだれていた。

 

離婚&引越して、毎日家に帰るのが楽しい。自分でも何となく感じていただけだったが、私はこんなに毒夫がイヤだったんだと気付いた。