靖国神社 | 久蔵

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落語と歴史のブログ

四ッ谷駅からの通勤経路で皇居を大きく時計回りに程なく通過する、桜の季節と夏のこの時期に参拝することにしている

 

 

明治2年に明治天皇の思し召しによって建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年に「靖国神社」と改称されて今日に至っているという

 

国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社だという


 

現在、幕末以降の明治維新・戊辰戦争・西南の役・日清日露戦争、満洲支那事変、大東亜戦争などの国難に際して

国を守るために尊い生命を捧げられた246万余柱の方々の神霊が身分や勲功・男女の別なく・すべて祖国に殉じられた尊い神霊として祀られているという

 



戦争・事変名              柱数
戊辰戦争・明治維新         7751柱
台湾出兵(征台の役)         1130柱
江華島事件                 2柱
西南戦争                6971柱
京城事変(甲申政変)           6柱
壬午事変                 14柱
日清戦争              1万3619柱
義和団事件(北清事変)       1256柱
日露戦争              8万8429柱
第一次世界大戦             4850柱
青山里戦闘                 11柱
済南事件                  185柱
中村大尉事件外              19柱
満洲事変               1万7176柱
支那事変(日中戦争)       19万1250柱
大東亜戦争(太平洋戦争)  213万3915柱
                 計246万6584柱

 

※新政府軍側(彰義隊や新撰組を含む)のみ、旧幕府軍や奥羽越列藩同盟軍や西郷隆盛ら薩摩軍の戦死者は対象外となっている

 

※第一次インドシナ戦争などの「大東亜戦争後のアジア独立戦争」で戦没した者も含む

 

 

九段坂の坂上に東面して鎮座し境内は桜の名所として知られる他、大鳥居が東に向いている数少ない神社の一つでもあるという

 

創建当初は軍務官、直後に兵部省に改組し後に内務省が人事を所管した、大日本帝国の陸軍省と海軍省が祭事を統括した



 

昭和21年に日本国政府の管理を離れて東京都知事の認証により宗教法人となったという

 

国家神道の代表的施設であり内閣総理大臣や国務大臣の公式参拝が中国や韓国から非難され靖国神社問題とされているのは、いつのころからか毎夏恒例となった

 

 

早朝の参道は涼しいが、終戦の日は暑い