日本史論述論点 | 久蔵

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落語と歴史のブログ

日本のことを簡潔に記述できるか?日本語で表現することも難しいことを、英米人に英語で表現することはさらに困難



例えば古代から近代の重要論点

・律令制下における課税方法の特徴について
・中世の荘園領主と地頭における所領紛争解決について
・近世の天皇勅許と幕府法度における優位性について
・明治憲法における統帥権規定のあり方と解釈について
・岸内閣が目指した日米安保条約の改定内容について
・開放経済体制へ移行の「第二の黒船」の意味について
・・・


 

クイズのような問いに簡潔に表現しないと通過できない、字数制限が難易度を増している

歴史能力検定なるものがある、このような記述問題は最上位の一級問題で国立難関二次試験レベルだという

 

実は現代の法制度と一般社会常識で答えられるものばかり、初見では何を問うているのか意味がわからないだけ、ここが肝心

国内で日本史の最上級に合格したら国際検定に挑めるのかどうかと言えば、日本史の国際検定はない

 

 

日本史を検定できる国は日本以外にはない、世界史という奇妙な科目も日本以外にはないんだとか

母国以外の他民族世界の歴史を丸ごと学ぶという欲張りな世界史を母語で学べるのは日本だけだという

世界史を検定できる国も日本以外にはないかも知れない


初見の長文活字から出題者の質問の意図を見極め、字数制限があり制限時間内にパソコンの漢字変換も使えず

 



日常もう使わなくなったシャーペンで古風な漢字仮名交じりの日本語で紙に書くという作業だけで難易度は二割増しだった