老舗和菓子屋さん | 久蔵

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落語と歴史のブログ

菓子は茶の脇役だが華がある、季節感があり風流、同じ菓子を選ばずとも種類は豊富に存在することに改めて気付く

 

 

和菓子は無限の可能性がある開発商品、それは日本には四季があるおかげ、洋菓子ではここまでにはならない

 

 

逆に近年、洋菓子に和の要素や抹茶風味が増えている

 

 

定番の羊羹や最中がある中で常に変化を求めチャレンジする商人・職人さんのセンスが伺えるのが上生菓子

 

 

定番売れ筋で原資を確保し色物の新商品を開発するには莫大な投資と時間、研究と広報が必要になる

 

 

失敗したら小規模マニュファクチュアは倒産する、しかし和菓子屋さんは明治期や戦後に新興したわけではなく百年以上も続く老舗が多い

 

 

儲けよりも信用や事業継続という商売の基本ができあがっている

 

 

近現代世界中に発展したビジネス感覚は遥か昔の堺や京の商人には実践できていたのだろう