天神様 | 久蔵

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落語と歴史のブログ

江戸落語の初天神はこのあたりが舞台だという、湯島天神と湯島聖堂は別主祭神

 

 

初天神とは正月落語の定番演目


もとは上方落語だったらしく大坂天満宮か京都の北野天満宮でのエピソードなのだろう、江戸落語は湯島天神でアレンジしたという

 

小三治の初天神

 

本山は太宰府天満宮で主祭神はすべて学問の神となった菅原道真、恐らく同一神で日本一たくさんあるメジャーな神社

 

天満や天神は全国のいたるところにある、宮になったのは菅原道真と東照宮の家康の二柱だけだという

 

学業進学のお札

 

いろんな合格祈願グッズがあることを知った、お守りお札はあるとして、ハチマキや鉛筆・シャーペンも当たり前になった

 

鉛筆は今では詩歌など漢字が書かれていないものもある、受験料振込の銀行窓口では行名などが書かれていない無地の鉛筆がノベルティになっていた

 

屋台が並ぶ境内と絵馬

 

絵馬も工夫されている、個人情報保護の観点か通常は願い事と住所氏名を書くが二枚重ねで中が見えないように吊るせるのもあった

 

最近は名前は書いても住所を書いていない絵馬が見受けられる、それでは想いは届かないという

 

境内と参道

 

日本の神は住所氏名を記し知らせないといけないらしい、理由は古事記にあるという

 

鳥居の前でお辞儀をする人が増えたように想う、若者のそれを観ると清々しい、初詣やおみくじをする人も多いが作法はいろいろあるらしい


気になる古道具屋さん

 

神頼みや願掛けや験担ぎをちゃんとやるようにしている、現代の高層ビル建築開始時にも地鎮祭を欠かさず実施しているように

 

文京区の根津から湯島、台東区の上野へ

 

交差点の和菓子屋さん

 

江戸時代中期の元禄から続く街並みがある、現在の上野公園不忍池付近は旧街道の分岐点だったよう

 

この界隈には明治以降も多くの文豪・芸術家が住んでいたという

 

横山大観