ときどき意味もなくずんずん歩く
宮田 珠己
(幻冬舎文庫)
あまりにも適当な感想を書いたことを反省したので、
改めて書く。
感想文並びに反省文である。
謙虚で努力家の自分が実に素晴らしいので、その後は自分への賞賛文を書く予定も出来てしまった。
そして、『ときどき意味もなくずんずん歩く』
この人の文章は兎角面白いんである。嫌味がない。
が、なんとなくこういった文体は落として笑いを誘うことが安易に想像できてしまう。鼻につくのだ。
あー、もうこの辺りでころっとオチをもってくんだろなー。と読みながらに構えてしまい、
どうぞ、やちゃってください。心の準備は出来てますから。ってな感じに作者を手のひらで転がしているつもり読んでしまう。
実際、くるんとオチがくる。
……が、タマキング (作者)の場合はその後もう一つひっくり返される。
2段オチか…と思いきや、さらにひっくり返される。
初めオチかと思っていたものなんぞ、タマキングにしてみればオチでもなんでもないときた。
いや、そもそもこの人自体がひっくり返った様な人だ。
ひっくり返りすぎてオチなんてないし、全部オチ!みたいな感じ。
なんと嫌味な文章であることか!
はじめに言っていることと違うじゃないかって?
それは違う。嫌味が無くて嫌味な感じなのだよ。
実に面白い人である。
めちゃくちゃ偏屈で偏屈すぎて、それをお茶目だと言わせてしまう。
偏屈であることは間違いないのに。
多くの人がこの本を読んで面白いと思うであろう。
きっと鼻につく人はいないんじゃないか。
amazonのレビューとかどれも☆5つだし。
僕は性格がひねくれているから、鼻につく。
そして、早速この人の別の本を読むのだろう。