【あさがおと加瀬さん。】の感想。万人がときめけるかも!絶品百合アニメ | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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厳密にはOVA作品なのですが、最近はそこにあんまり境界線引いてないということでアニメーション映画という体で。

 

●まっすぐ青春!百合作品「あさがおと加瀬さん。」の感想。

 

 

 

あさがおと加瀬さん。

を観てきました。

公式サイト:http://asagao-anime.com/

 

 

高嶋ひろみ先生によって手掛けられた百合漫画が原作の一作。

短編アニメがすでにネットで公開され、その同スタッフにてOVAが制作され、今回それに伴って劇場公開を果たしました。

例によってあにぶさんには紹介記事を寄稿しておりますので、本記事と合わせてチェックどーぞ。

 

 

 

2018年6月に劇場公開を果たす百合系アニメ

『 あさがおと加瀬さん 』入門!

https://anibu.jp/20180608-akasaotokasesan-92430.html

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと

 

 

 

すっごく素敵でした。

 

 

という感じで、かなり楽しませていただきました。

もうちょっと詳しい感想を書いていきますね。

 

 

 

 

 

●鬼門の同性愛物でしたが、ときめいた!

 

うーん・・・良い!
最高。
山田ちゃんも加瀬ちゃんも可愛くてときめくゥって感じの後味の非常に良いアニメーション作品でした。
 
同性愛物は気持ちを乗せにくい意識があったのですが、今作では『加瀬さん素敵〜』という山田ちゃんに乗る形でうっとり。変に「女性同士だから」みたいな、世間の目みたいなところへの掘り下げが強くなかったおかげか、純粋に異性同士の恋愛ものと同じく、二人の関係の一つ一つを楽しむことができました。
 
同性同士というところを無視しているわけではなく、多少は言及しつつも当人たちは割と自然にその壁を越えれてしまっていたりするのも面白いところ。同性だからこその修学旅行の脱衣場でのシチュなんかも用意されていたりと、事象としては異性愛物ではない事件も盛り込まれていたりと興味深かったです。
 
 
加瀬に気持ちを乗せる派と山田に気持ちを乗せる派で別れそう。どっかで統計データとってないかな。
 
 
 
 

●この映画における男性の扱いにちょっと笑ったり

 

本作、勝手に女子高物かと思っていたのですが実は共学なのですよね。

そこもちょっとびっくり。

百合作品とはいえ男性を排する感じでもないのが興味深かったです。

 

 

ただ、登場する男子の同級生がノイジーな存在として扱われてるのもなんか笑えました。

飛行機内で、結衣ちゃんが騒がしい男性達に囲まれてうろたえるというシーンがあるのですが、意外とこのシーンが印象に残りました。

なんといっても、私もヘラヘラくだらない事で盛り上がりがちのあっち側の男子な気がするので、自分が結衣ちゃんに嫌がらせをしているようで心が痛かったです。悪意こそ向いてないけど、自分の前を横切って手渡しが行われるのって、確かに嫌だったりするのですよね。

反省も促される「あさがおと加瀬さん。」恐るべしです。

 

 

私もどこかで結衣ちゃんに嫌な思いをさせる瞬間があったのかも・・・。なんかごめん。

 

 

 

 

 

 

1時間程度で楽しめる、中編傑作として甘く気持ちいい映画でした

百合作品とはいえ意外と男性客も多めだったりしたので、男女気にせず、二人の世界をのぞいてみてくださいませ。

きっと多くの人が素敵な青春のあの感じを味わえる作品だと思います。

 

 

 

あさがおと加瀬さん。 (ひらり、コミックス)

明日への扉(「あさがおと加瀬さん。」主題歌)

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