つい、中国アニメ映画は感想記事が後回しになってしまいがち。
夏に見た中国作品の感想をいまさらUPします。
刺猬小子之天生我刺
を見てきました。
ワタクシ、ハリネズミのマルさんが大好きでして、もし国を跨いで活動さえしてなければハリネズミを飼いたいと思ってるぐらいハリネズミファンなのです。
そんな私が、この可愛いハリネズミの映画が公開されると知ったら見ないわけがないじゃないですか!
というわけで中国映画「刺猬小子之天生我刺」を見てきました。
見てきた感想をざっくり一言で言えば
あんまおもしろくない
というストレートに微妙な一作でした。
もう少し詳しい感想を書いていきますね。
●ポスターは奇跡の一枚だったのか!?
まず根本的に可愛くない造形にビビった!!
前述のティザーポスターは可愛いイラストでしたが、改めて出てくるポスターの造形は確かに微妙でした。ですが、まさか動画になるとさらに可愛さがマイナスになるのは意外。このブログでは「モンスター・ホテル」のメイヴィスなんかを動かないと可愛くないと揶揄したりしてましたが、このハリネズミくんは動いても可愛くない!
意外と他のポスターは、「あれ?可愛くなくね?」って出来なのは上記のティザーポスターを観た後に知った。
なんならあとからでてくるハリネズミたちも可愛くない!
ヒロインであるはずの女の子ハリネズミもさらに可愛くない!ときた!
どうなってんだよ、これ。
後方のおばさんみたいのが広いんです。
ちょっとちょっと!ハリネズミをせっかく題材にするんだから
もうちょっと可愛くしてよ!
と心の叫びが漏れる造形でした。
余談ながら、ソニックみたいに丸っこくなって回転するシーンとかありました。そんなに嬉しくないサービス。
●迷走するストーリーにも困惑!
根本的にストーリーの流れもお世辞にも上手いとは言い難い出来でした。
他のハリネズミよりもすっごく動きの早いハリネズミくんが、とあるアクシデントから故郷を離れることになって・・・「あ、そういう異境でのカルチャーギャップ物なのね」と思いきや、今度はなんとハリネズミくん記憶喪失。ハトに助けられたおかげで、自分を鳥だと思いだして飛ぶ訓練をし出して・・・「あ、記憶喪失から自分を取り戻して爽快!」って感じかなと思いきや意外と早く記憶取り戻しちゃって今までの話はなんだったの!?って展開に。
やっと舞台が町中になったと思いきや、物語も中盤に差し掛かったぐらいに町中の自然区域みたいなところに舞台がうつってヒロインや長老みたいなやつ登場!
ここまできて新キャラ出すの!?って展開にビックリ。
驚いたことにこの映画の本筋としてはこっからが本番。もう映画も半ばにさしかかってんのに、今までこの映画はなにしてたんだ。もっとうまく流れは組めなかったのかと疑問に思う歪さでした。
この赤い実を目指すくだりもあんまり活きてなかった。
意欲こそ感じられる映画なんだけど、なんだか空回りしていた印象。もっと整えようと思えば整えられそうな佳作の作品という感じでした。
見るに耐えないぐらいの出来のものも中国の3DCGアニメ映画ではあったりしますが、さすがにそこまでではなかったので良かったです。次作に期待。
おまけ
「大魚海棠」を見に行ったときに、そこの映画館を「刺猬小子之天生我刺」がジャックしてたので、その時の写真を掲載しておきますね。
ちなみにこの映画、大してヒットしてません。
無念。
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