友人で先日遠いオーストラリアに移住したキル彦くんが絶賛していたことをきっかけに行きました。
グランド・イリュージョン
見破られたトリック
を見てきました。
邦題にはナンバリングがないので紛らわしいですがいわゆる「グランド・イリュージョン」の「2」。前作が面白い!という評判も聞いておりまして、気になってはいものの未だ未見。当たり屋精神で思い切って「2」からの鑑賞に挑戦して参りました。
見てきた感想をざっくり言わせてもらえば
面白くないわけじゃないけども・・・
ぐらいの歯痒さのある映画でした。
もうちょっと詳しい感想を書いていきますね。
●楽しい!マジシャンテーマのクライム映画!
まさに鑑賞前にイメージしてたまんま!!
すごいマジシャングループがつるんでなにか盗みだしちゃうよ!的映画。
「1」を見てないので、どいつらがメンバーなんだ?とか特別な固有名詞が出てるけどそれ何?とか、疑問は出てきましたが冒頭のあるミッションで大体のこの映画の目的と、どいつがこの映画のメインメンバーなのかが把握できて、一見さんも問題なし。なんたってこの映画、「マジシャングループがなんか悪いやつらの悪事を暴く」ぐらいのイメージさえ持っていれば楽しめると思ってOKでした。
ポッターくんのウザキャラっぷりも素敵。超うぜぇ。
手品技術で様々な作戦を遂行したり、危機をくぐり抜ける様は、予想はしてたけど、確かに面白い!CGすぎない程度で服装が見る見るうちに変わっていったり、悪趣味マジックのねーちゃんらしいハプニングマジックなど、まさにこういうのを見たかった!でした。
そしてなによりアガるのは中盤のトランプ芸!
そんなにコロコロ移動させる必要なくね?という程にメインメンバー4人で、カードを隠し通す映像はツッコミどころが気にならなくなるほどに面白い!ここだけでも、『あ、見に来て良かった』という満足感が得られました。
必見のトランプ芸。そういえば双子って設定は最後まで大して生きてなかったな。っていうか催眠術は手品ではない。
●深く考えれば考える程ダメ映画な気も・・・
一方で、前述の
『「マジシャングループがなんか悪いやつらの悪事を暴く」ぐらいのイメージさえ持っていれば楽しめる映画と思ってOK』
というのは若干悪意もありまして、むしろ
『それぐらいのざっくりした見方をしないと粗が気になりすぎる』映画
でもありました。
中盤のとあるアイテムが本物なのか、本物じゃないのかってとこがよくわかんないとか、長々としかけたクライマックスの手品たちはなんの意味があったのかとか、そもそも一番最後の大仕掛けを警察たちに気付かれずにやるの無理じゃね?とか、そもそも結構大掛かりな支度できるのかよとか、ジェイ・チョウの役目しょぼすぎね?とか・・・
後々から考えれば考える程、突っ込みどころが溢れてきます。
やぁー(ダチョウ倶楽部) !このシーン、かっこいいけど特に意味ないよな。(映画的な見所としても)
そりゃあ調子のってるやつらを懲らしめられるのはすっげぇ気持ちいい!!!・・・のは間違いないのですが、最後の作戦に関しては見終わった後もどういう作戦だったのかよくわかんないほどで、正直消化不良感が残りました。
そして極めつけは最後のとある大どんでん返しも、「それって1の話すらちゃぶ台返しの展開じゃない?」って内容で、「1」を見てないワタシでも、それは良いのか?と心配になる展開でした。
ある一点から見ると鮮やかだけど、仕組みさえわかっちゃえば冷める手品のような映画・・・という表現も考えたけど、この映画は考えれば考える程中身の粗が出てきて、わけわかんなくなるので、それもちょっと違うのですよね。
変な映画です。
粗は多いけど、それは野暮なのかもしれない、あんまり深く考えずに見れば楽しめる、そんな映画でございました。
「3」もやる気ありそうな終わりだったけど、次も見るかどうかは悩む。
Mille Ti Rana 手品 棒 ステッキから花が出てくる トリック 不思議 マジック ステッキ 花 植木鉢 付き 宴会芸
ふわりと浮遊! テーブルが浮く マジック フローティング テーブル
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