【ペット】の感想。イルミネーション節炸裂!ピクサーとは違う傑作を生み出すべし!! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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山の日公開映画第3弾。

「XMEN」「ジャングルブック」も日本よりも早く公開されてましたが、本作はほぼ中国も同時期公開。日本よりも一週間だけ早い公開となりました。

 

 

 

 

ペット

を見てきました。

 

 

 

 

 

 

今の時代検索向きのタイトルを用意してくることもあるはずの中、非常にストレートなタイトルの映画

制作はミニオンシリーズでお馴染みのイルミネーション・エンターテインメント

アメリカで大ヒットを経ての来日となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

見てきた感想をざっくり一言で言わせてもらえば。

 

 

 

痛快!

めちゃ楽しかった!!

また見たい!っていうか行く。

 

 

・・・という感じです。

 

 

もう少し詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

●泣き要素不要!この時代に見事な振り切りっぷり!

 

 

ディズニーがすっかり感動商法を推し進めてきて久しいですが(若干の悪意ある表現)、今作「ペット」はすごいですよ・・・

 

全然泣かせる気ゼロ(良い意味で)。

 

ドタバタギャグアニメを徹底して作ってみましたという一作でした。

 

 

イルミネーションの前作、「怪盗グルー」「ミニオンズ」ピクサーやドリームワークス作品などに比べて、泣き要素は少なめでしたが本作もその路線を踏襲しています。切ない展開や泣かせにいけそうな要素は各所にあるのですが、最終的にはそういった着地にはさせてきません。結果的にストーリーとしてはすごくシンプルな仕上がりになっております。

 

 

 

 

 

ただそのストーリーの肉付けとして用意されたキャラクターや演出、展開がすごく魅力的!ペットという括りで様々な動物や特徴を持ったキャラクターが、派手で工夫が効いた演出を用いた常軌を逸した展開で観客を楽しませてくてる、そんなエンターテイメント映画でした。

 

 

で、そんな全編パーティーな本編を終えたラストのひととき、ペットと飼い主の関係になんだかホッコリできてしまうのが、また感慨深い。泣かせる気なんて大してなかったような映画なのに、あれ?なんだか涙が・・・・・ってのはさすがに言い過ぎとも思いますが、“泣かせ”なんてなくてもヒット映画は作れるんだと見せつけてくれた気持ち良い映画でした。

 

 

あと狂気描写ファンの皆様向け案件でもありますよ。ドラッグ描写だぁいすき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●まだまだ徹底!!アトラクション映画

 

また、イルミネーション映画の特徴といえば、“アトラクション性”があります。

「怪盗グルーの月泥棒」「ロラックスおじさん」でも、3D効果や一人称視点の映像などを駆使して、通常の映画以上にアトラクション性を意識した演出が映画のどこかに用意されていました。

そして今回の「ペット」もそんなアトラクション要素は健在!!

 

 

 

 

すっかり3D効果もあたりまえになってきて、「ひとまず粉塵物浮かせときました・・・」ぐらいの按配(失礼)になってるんじゃないかと見ている方も慣れ始めましたが、2016年の今になっても、真摯に3D効果などを強く意識した演出を試みる姿勢は偉い。飛び出す系演出や奥行き/高さ演出など、本作はやっぱり3Dで見てこその映画だと思います!!

 

 

鷹のタイベリアスの飛行シーンは短いシーンながら「ヒックとドラゴン」を思い出す爽快さがありましたし、下水道やビルの屋上からの見下ろすシーンには2Dでは味わえない臨場感がありました。

 

 

3Dの話ばかりでアトラクション性を語ると安っぽく思われちゃうかもしれませんが、イルミネーションのアトラクション性は、1カットで大きく動かすカメラワークなんかも、大きな力。これはアニメにしかできないことでもあるので、アニメ好きの私としては大興奮なのです。

こういうの、大好き!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●忘れちゃいけない黒い作風も健在

 

イルミネーションと言えば忘れちゃいけないのが不道徳性!

ピクサーなんかは避けてきそうな不謹慎なネタもかましてきます。

 

 

某キャラクターの死を笑いどころにしたりするとことか、個人的にはだ~いすき。

多分人によっては「ちょっと・・・」ってとこなのかもしれないなぁ、と心配はしつつ、改めて考えるとイルミネーション作品ってそういう体の作風多いですよね。

 

 

 

 

可愛いウサギというイメージに中指を立てるかのようなイメージのキャラクター“スノーボール”も最高。

 

 

同一人物かよ。

 

 

 

彼の一団の登場によって、車も人間も容赦なくいたぶりの限りを尽くしてくれて、映画全体のスケール感を上げてくれました。こいつのやることも、マジでエゲつない!!・・・だけど憎めない!

なんならこの映画で一番好きになっちゃたかもしれないそんなキャラクターでした。

実は彼にも起承転結や心情の変化があるので、ある意味、本作の真の主役は彼とも言えなくもないのです。

 

 

 

 

 

すでに「2」の制作が発表されていますが、個人的には彼の活躍が一番楽しみです。

(あ、恋愛物目線ではギジェットの動向も気になりますね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、愉快痛快爽快の非常に軽快で楽しめる映画でした。

 

 

日本人では“3DCG映画ってだけでピクサーと思ってしまう病”の方もたまにいますが、イルミネーション作品はそこに一石を投じることができるんじゃないかという希望が持てます。是非ピクサーとは違う方向性で、3DCGアニメ界を盛り上げるトップメイカーとして頑張って欲しいです。

 

 

 

・・・なんて書いているうちに週末4日間の興収結果が9.8億で「ミニオンズ」に近いハイペースであることが分かりました。これは大ヒットの予感。

イルミネーション、日本でも頑張っています。

 

 

 

 

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