たまに思い出して、見たくなるアニメ映画って多くの人にあると思います。
私もいくつかあるのですが、中でもゲラゲラ笑って楽しみたくなる映画が私にはあります。
それが「劇場版CLANNAD」。
「CLANNAD」といういわゆるギャルゲーに分類されるゲームを原作に劇場版が公開された一作。
監督として今は亡き巨匠・出崎統さんが務めている一作です。
自身はまだゲーム自体は未体験なのですが、友人の解説付きで、“TVアニメ版”の「CLANNAD」を鑑賞し、『なんて感動する作品なんだ!』と感銘を受けまして、その流れでこの劇場版DVDを鑑賞しました。
そこで劇場版のあまりの別物っぷりに驚愕。
感動して好きな作品という人も居るので下手なこと言っちゃいけないなぁ・・・とはわかってるんですが、手法やストーリーを含めツッコミどころが多すぎて、あまりの逆パーフェクトっぷりに、擁護できないレベルで
珍作と思わざるを得ない作品でした。
作中、このシーンでだれにむけて、なぜピースしてるのかまったくわからない。
失礼ながら、私はこの映画を「笑える映画」として愛着を持っております。
で、先日この映画に関して気になったことがあったので、今回はそのことを書き残しておきたいと思っています。
それは劇場版CLANNADのエンドクレジット。
このブログでもエンドロールだけのカテゴリを設けるほど、わたくしはエンドロール大好き人間なのですが、この「劇場版CLANNAD」が結構嫌なエンドロールだという事に気づきました。
この「劇場版CLANNAD」のエンドクレジットは
作中の風景画とともにエンドロールが流れる“プレイバック型”に(勝手に)分類しているエンドクレジットなのですが、それ自体はよくある手法。
ただ問題は、エンドロール中の曲。
「小さなてのひら ~eufonius Ver.~」
「マルメロ ~fildychrom~」
「だんご だんご だんご」
の3曲のメドレーになっているのですが、
それのつなぎ方が嫌!
この3曲の中でも「小さなてのひら」が特に大好きな曲なのですが、いい曲だなぁ~としみじみ聞いていると、盛り上がる手前ぐらいで、フェードアウトして次の曲へ移行。
うぉいっ!!
なぜそこでフェードアウトさせた!!!
「マルメロ」もいい曲だなぁと思いきや、こちらも途中で突然次の曲へ移行。
なんでだよ!!
最終的に出崎監督作詞の「だんごだんごだんご」でエンドロールが終わりを迎えます。
しみじみさせる曲を2曲続けて、あえてこの曲で締めるのも違和感有り。
いいかげんにしろ!!
もー・・・
全部なんか違う!
一応一作の映画としてまとまりはあるので、このエンドロール次第で「まぁ良かった部分もあったね」という着地に感じさせる効果を引き出すこともできたと思うのです。ですが、このエンドロールは全然気持ちよくない!映画の締めや余韻を担う大事なところで、このざっくりとしたエンディングテーマの編集は、良くない!!
そもそも 4分程度の映像なんだから無理に3曲詰め込む必要があったのかも疑問ですよ!
どういう制限が設けられたのか、なにか狙いがあったのか、それとも何も考えてないのか・・・今のところわかりませんが、少なくともこのエンドロールはひどいと思っております。
微妙なエンドロールの一例としてここで挙げておきます。
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劇場版 CLANNAD クラナド|台紙付 テレカ ◆古河渚|樋上いたる Key
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