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「心が叫びたがってるんだ。」がベスト級なんて言ってましたが
今年ベスト級が実写映画でももう一本。
キングスマン
を見てきました。
中国でも上半期に上映されてたのですが、見逃しまして
幸い、日本で上映中に帰国できたので鑑賞出来ました。
「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督最新作。
同名のアメコミが原作のスパイアクション映画です。
感想は、ベスト級と言った通り、
最高でした。
正直中盤までベストと言うほどまでではなかったのですが
クライマックスで一気に私の中でトップクラスの良作に
認定せざるを得ないすごいシーンがあったんです。
もうちょっと詳しく書いていきますね。
●紳士を目指す私には金言だらけ!の紳士映画
前半は主人公のエグジーがスパイになるまでの物語なのですが
そのエグジーをスカウトするハリーがすごく紳士カッコ良いのです。
(紳士カッコ良いというのは紳士的でカッコ良いという意味。
全然略す意味のない造語。)
ワタクシの人生の目標が“紳士になる”ことなのですが
ハリーの一言、一言が非常に私のためになる挟持ばかりで目から鱗でした。
特に「Manners maketh man.」
(日本語訳が“マナーが人を作る”か“紳士を作る”かどっちか忘れた。)
の言葉は特に印象に残る一言でして、
日常的にも、規律を前にした時に私の中に浮かび上がる言葉となりました。
その他、紳士的な態度、紳士的な生き方、紳士的な戦い方まで
学ぶことの多い一本となっただけでも、
本作が私の中でも特別な作品に位置づけられることになりました。
そんなカッコいいハリーが最終的に終盤で、
紳士らしからぬ事態に遭遇してしまうのが悲しい話なんですが・・・。
●キャラが立ちすぎるヴィラン!
そしてそんなハリーに対する強敵
リッチモンド・ヴァレンタインのキャラクターがまた最高。
スティーブ・ジョーンズみたいなすごいカリスマ的な存在ながら
ベースボールキャップを被って、大金持ちながらも夕飯はマクドナルド。
お金は持ってるのに田舎もん臭さが抜けない憎めないやつ。
今作の最大の敵ながら、血を見ると吐き気がするので
自分では人は殺せないという平和主義者・・・なんだけど
彼がどうやって悪役となるのか、その作戦にも注目です。
この無茶苦茶でブットンだキャラクターが今作を
さらに刺激的にさせてくれています。
●そして最高のパーリーはクライマックスに。
そんな感じで、ハリーとヴァレンタインはどちらも個性が強すぎて
尖った性格ではない主人公がちょっと食われすぎかな・・・
と思わされるぐらいでした。
正直なところ、その塩梅のせいでクライマックスまで
ちょっとついていけない気持ちも私の中にはありました。
スパイとしての修行シーンを丁寧に書いた分、あとに生きてくるとなお良かったなぁ。
しかし、終盤の大きなとあるアクションで、
そんな気持ちを吹っ飛ばすすごいものが用意されていました。
本作、音楽の使い方が憎らしいほどに印象的なんですが
終盤で「威風堂々」と共に流れる“あの”場面。
私としては、まさに今年のベストシーンでございました。
具体的にはネタバレになるので明かしませんが、
賛否両論あるあの場面は、
「映画は見たことないものが見れる場所」として崇拝している身として
まさに見たことないすごいものとして絶賛したい大ネタでした。
あのシーンを見るためにも是非皆さんに足を運んで欲しいです。
そんな感じで、ちょっと尖り方が特殊な映画ですが
見事に私のツボにハマった一作でした。
ハマる人にはものすっごくハマること間違いなしの映画です。
若干刺激の強いシーンもあるR15+映画なので
ヴァレンタインみたいに血がダメな人以外は
是非、公開終了までに一度見に行って下さい。
見逃すのが惜しい一作ですよ!
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