お久しぶりです。
これから本格的にじめ~っとした雨季に入るわけですが、ここ中国成都でも梅雨がありますので日本と同じく、じめ~っとしたやな季節に入ります。
(普段から湿気の多い地域なのでこの時期が特別ってわけではないですが)
古今東西のいろんなアニメ映画を紹介してきた本ブログですが今日紹介するアニメ映画は、そんなじめ~っとした
嫌な雰囲気を持った作品です。
※私は好き
その名も「少女椿」。
日本ではVHSが僅か流通したのみのアニメ映画でDVD化されていない作品なのですが、それもその筈倫理的にこれはどうなんだって描写の数々がこのアニメには登場します。
簡単なあらすじを書くと・・・
まず冒頭から主人公のみどりちゃんの母親がネズミに内蔵を食い破られて死にます。
で、みどりちゃんは見世物小屋に引き取られて生きた鶏を食わせられたり水責めのいじめにあったりします。
そのうち見世物小屋にやってきた小柄の中年のおっさんと恋人になるも・・・
とんでもないラストが待ち受けているという鬱映画です。
ショッキングな映像過ぎて、普段のブログとはギャップがありすぎるので、ほとんどのスクリーンショットを自粛させていただきましたがそれぐらいこの映画は、見る人によっては悪趣味すぎて見ていられない映画だと思うのです。
みどりちゃんが大事にしていたワンちゃんを見世物小屋仲間が踏み潰して殺す描写とか描き方がリアルすぎてドン引きしましたし、ひと出来事ひと出来事の表現が普通のアニメよりも過剰でいちいちサイコで怖いです。
ただ、そういう見たことないものが見れるものとしての価値は非常にあるとも思うのです。
この映画が登場したのは1992年・・・それから25年近く経った今もこの作品ほどタブーに挑んでいるアニメ映画表現って出てきてないと思います。・・・というか今の時代だからこそ出せないものかもしれません。
唯一無二の存在として後世に残していくべき価値のあるアニメ映画ではないでしょうか。
舞台となる“見世物小屋”にしても今、日本では大寅興行さん一軒しかないなんて話も聞きます。
まさに今世紀で途絶えかねない文化なわけでしてそういった世界の物語ってだけでも貴重な文化財ですよね。
私が住む中国ではまだ乞食(こじき)をしている人が多く存在しています。
日本ではホームレスこそ存在すれど乞食行為は禁止なので見ることができないのですが、海を跨げば全然現代にも存在する行為です。
で、先日街で見かけた乞食は片足がなく、松葉杖状態でバックスバニーのきぐるみを着た乞食でした。
そういう戦法もあるんだな、と感心しましたよ。乞食もそういう工夫するんですね。
特定の分野に関しては日本でも見えづらくなった世界もあるようで今では媒体を通しては見ることのできない世界も古き良き作品には多いようです。
以下、Youtubeで見れる少女椿。ショッキングな映像が多いので閲覧注意です。
※2017年7月24日、みどりちゃんのことを椿ちゃんと表記していたところを修正しました。失礼いたしました。ご指摘いただいた方に感謝申し上げます。
少女椿
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『少女椿』 2012 舞台音源集
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