変則朱子のお話2 | ひこねあいのブログ

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さてさて変則朱子の作り方を説明する前に
もう少し朱子全般のお話をしますね。


朱子織が手織りで使われているのは、ダマスク。
組織の表裏の見た目が違うことを使って、
柄を美しく出すものです。

そのままの組織で使うのは、トルコ朱子ですかね。
斜文や平のように、
よく使う組織ではないかなぁ。


組織を作るときは、裏組織(よこ朱子、
緯糸がたくさん飛んでいる方)で作ります。
ん?なんで、たて朱子(表、経糸がたくさん飛んでいる方)
で考えないの?とおもいますよね?

答えは簡単。
裏組織だと、塗りつぶす点が少ないからです。
たてで考えると、ほとんど組織点になるため、
塗りつぶしが大変になり、
間違えも多くなりやすいからです。

(絵はトルコ朱子)


絵のように紙が破けるというのは冗談ですが、
(これがホントの破れ斜文!なんつってー。ハハハ
意味がわかる人は、少ないかな?)

鉛筆などで黒く塗り潰したものを
消すとなると
うす黒くなったり、消し時間がかかりますよね。
そういうわけです。