赤・・・赤井吉音
緑・・・緑野多貫
黒・・・黒井華麗
白・・・白湯
白「ウチみたいな弱小会社が生き残るには、なんか新しい企画が必要なんや!?なんか考えてきたんかい!!黒井、プレゼンせえ!!」
黒「秋の名物弁当を作ってきたッス」
白「オモロそうな弁当やないか。秋の名物て何を使用しとんねん?」
黒「秋刀魚の塩焼きとか、甘栗とか・・・」
白「ほう・・・一口食うてみるか。秋刀魚も栗もなかなか美味いのう。この色々入っとるご飯は何や?」
黒「炊きこみご飯です」
白「なんか華やかな色やけども何が入っとんねん?食ってみよか・・・ブハッ!!何じゃこりゃ!!」
黒「春の七草に対抗して、秋の七草を入れてみたンス」
白「この硬いんはススキかっ!!?食われへんやろ!!」
黒「公園で拾った野草なんで原価は安いッスよ。駄目っすか?」
白「そこらへんで拾ってくんな!!秋の七草は観賞して楽しむモノやがな!!緑野!!お前のプレゼンは何や!!?」
緑「僕がプレゼンするのは来年の夏を睨んだ商品です」
白「早目の対策は良え事や。何を提案するんや?」
緑「香取線香やベープ、殺虫剤などありますが・・・」
白「ほう?虫退治の商品か?」
緑「逆転の発想をして・・・」
白「・・・と言うと?」
緑「蚊やハエなどの習性をICチップに埋め込んだ、このハイパーモスキートを完成させてきました」
白「『超蚊』って何やねん?その3cmくらいのロボットが何をすんねん?」
緑「部屋の中を飛び回っている虫を感知すると、口の中の粘着テープで捕えていくんです」
白「新しい発想やがな!!」
緑「また電気を使わずに半永久的に動くエコタイプに仕上げて来ました」
白「充電せずに動くんか?凄い機能やなっ!!半永久て何を動源にすんねん?」
緑「人間の血です。あの痒みも再現しています。あとこのロボには高周波機能も搭載していますので、あの蚊の音もリアルに再現しています」
白「何しとんねん!ミイラ取りのミイラやがなっ!あの音が一番ムカつくやろ!!却下や!却下!・・・赤井!お前は何をプレゼンすんねん!!?」
赤「私は新しいコンセプトの水をプレゼン致します」
白「どんな水や!!」
赤「天然水や海洋深層水など流行りましたが、違うアプローチの水を持って参りました」
白「ほう?どんなアプローチや?」
赤「井戸水です」
白「確かに今までにないな?何処の井戸水を使用してるんや?」
赤「静岡県の箱南(かんなみ)町です」
白「箱根の南側の町やな。水の産地としては良え響きはあるで。うん?従来の真ん中だけのパッケージと違うて、全面にパッケージしとんねんな?これは何か意図があるんか?」
赤「取り敢えず飲んでみて下さい」
白「ブルーベリーの味がしよるけど・・・」
赤「疲れた目を癒す為に静岡のお隣の山梨県産のブルーベリーをたっぷり入れました」
白「・・・なるほど。せやから、水が青く濁ってんねんな?」
赤「飲み終わりましたか?」
白「おう。ショボショボの目が蘇ってきた気がすんで。これはなかなか良え商品やがな」
赤「その良くなった目で見て下さい。それではブラックライトを照射します」
白「何をしとんねん」
赤「飲み干したペットボトルを覗いて見て下さい」
白「うわっ!!・・・手が光っとる!!なんやねん!!ボトルの底で、キショい剥いた目がこっち睨んでるがな!!?」
赤「これは全面パッケージの裏側にブラックライトを当てると発光する塗料を使用しています」
白「なんでこんなん描いたんや!!」
赤「この水は函南町のホテルの床下から発見された井戸水なんです」
白「ホテルの床下?」
赤「山村(やまむら)さんが投棄されたと言われる井戸の水です」
白「・・・山村?・・・もしかして山村て・・・」
赤「ご明察です。貞子が投棄されたとされる井戸です」
白「こんなん商品になるか~!!」
赤「一応、HIHさんとコラボして『feels like ‘HEAVEN’』をダウンロード出来るサービスも考えて来ましたが・・・」
白「♪きっと来る~♪ってあの歌かいな?めっちゃ怖いわ」
赤「あと、490円で販売しようと考えていましたが・・・」
白「490円?・・・死・苦・霊・・・縁起悪すぎるわっ!!」
おわり