赤・・・赤井吉音
緑・・・緑野多貫
黒・・・黒井華麗
白・・・白湯
赤「あれは~、あの~先日、私がJAあいち某店に行った時の事だったかな~。車を降りてテクテク~、テクテク~って歩いてたんです。うん。それでね~、お店に入ろうとして、自動ドアの前に立った瞬間、あれ?おかしいな~?なんか変だな~?って感じたんですねえ。あの、うん~。もう一度、勇気を振り絞って、自動ドアを見たんですよ~。そしたらね~明らかに違う感じがしたんですよ~。あ~、これ気持ち悪いな~、絶対に見ちゃいけないモノだな~って・・・」
黒「緑野くん、大変っす!!大変っす!!」
緑「店内を走り回るんじゃねえよ!あと、『主任』って呼べってあんだけ言っただろ!!」
黒「そんな事はどうでもイイっす!緑野、あれ見て!!」
緑「今、お前呼び捨てにしたよな?大体、・・・そんなに慌てて、何が?・・・ってオイ!!」
黒「ほら、ヤバいっすよね!?客が店の中に犬を連れて来てるんすよ」
緑「・・・確かにヤバいな。俺が注意してくっから、お前は店長に報告して来い!!」
黒「解ったから、ちゃんと説明してくるっすよ!!」
緑「・・・ちっ。アイツ、俺に指示だしやがって・・・」
黒「店長!!店長!!」
緑「すみません、お客様。お呼び止めして真に申し訳ございません。当店は生モノを多く取り扱っておりますので、動物を連れて店内に入られるのは・・・」
白「おぉう!!そんなデカい声で、どないした黒井?」
黒「うわっ!!間近でみると半端ねえ面構え!!」
白「わざわざ、そんなん言う為にここに来たんかい?」
黒「違うっす!!カメラで店内見るっす!!」
白「・・・なんやねん?・・・ってオイ!!セントバーナード入っとるやんけ!!?」
黒「取り敢えず僕が指示出して主任を行かせたんす」
緑「ご理解頂き、真に有難う御座います。店内すぐ出た場所にポールが立っていますので、あちらへワンちゃんを繋いで頂けますでしょうか。すみません。有難う御座います・・・」
白「無事に行ったようやな?」
黒「やっぱり僕の日頃の指導が良かったみたいっすね」
緑「店長。お客様に了解頂き、外に繋いで貰えました」
白「おぉう、ご苦労さん。・・・しかし、アレやな。また同じ問題が起きへんように貼り紙しとこか?主任と黒井で文面考えて、明日までに自動ドアにビシーっと貼っといてや~」
緑「解りました。『動物を連れてのご入店はご遠慮下さい』とラミネートで貼っておきます」
数日後・・・
黒「緑野くん、大変っす!!大変っす!!」
緑「店内を走り回るんじゃねえよ!あと、『主任』って呼べってあんだけ言っただろ!!」
黒「そんな事はどうでもイイっす!緑野、あれ見て!!」
緑「今、お前呼び捨てにしたよな?大体、・・・そんなに慌てて、何が?・・・ってオイ!!」
黒「ほら、ヤバいっすよね!?外人が店の中に犬を連れて来てるんすよ」
緑「・・・今度は外人かよ!?俺、英語話せねえぞ・・・。仕方ない説明してくるわ・・・」
黒「店長!!また、犬っす!今度は外人っす!!」
白「今度はシェパードかいな?・・・なんで大型犬ばっかやねん」
緑「・・・あ~、だから・・・プリーズ・・・ユアドッグ、ノー、OK?」
白「シェパード、デカい声で吠えとるがな。大丈夫やろか?あ、主任噛まれよった!!」
緑「・・・いたた・・・なんとか出て行って貰えました」
白「おぉう、御苦労さん。出血大丈夫かいな?ま、あれや。日本語だけでなく、英語で書いてへんかったんが、最大の原因やな。主任と黒井で、英語で書いて貼っといてくれへんか?」
緑「英語が不得意なんで、こんな事態になったんですよ、店長。今回は勘弁して下さい!」
白「ほんなら、黒井やれるか?」
黒「わかったっす!」
緑「お前、英語喋れるの?」
黒「喋れないっすけど、6年間は英語勉強してきたから、なんとなく解るっすよ」
緑「6年って、中学・高校か・・・。そうだな、俺も真面目に取り組んどきゃ良かったな・・・。じゃあ、この件はお前に頼むよ」
黒「狂犬病で死なないで下さいっす!」
緑「不吉な事言うな!!」
翌日・・・
白「お、早速貼ってあるがな。なになに?・・・ドン・・・アニマル・・・?」
緑「多分、『動物の入店を拒否します』って意味じゃないんですか?さすが僕達と違って、若い子は教養がありますね、店長!」
白「ワシかて、こんくらいの英語は解るわ!・・・ま、嘘やけどな。ハハハ」
赤「うん。あの~。こんな会話があったんでしょうか~。私は自動ドアの前で恐怖のあまり立ちすくんでしまったんです~。JAあいちの某店で見掛けた貼り紙には、貼り紙にはですね~。『DON’T ANIMAL』と書いてあったんです~。これ違うな~、絶対に違うな~見ちゃいけないモノだ~って・・・」
おわり