勿論、前向きな試みですので、有難いことではあるのですが…
女性にとって"ワンピース"の魅力は無限大
自分が生み出したいと思うものと、お客様のご要望に添うということ
どちらも網羅することは容易ではありません
このなかなか出逢えない味わい深くとろみのある古い生地
留袖とは思えないほど控え目な三色の水仙のみの柄…とても好みです
着物らしさを損なわないというポリシーを諦めず、しかもシンプルで着回し易いデザインを追及します
スカートの前身頃を左上前の重ね合わせにしてヒラヒラと…和装らしさを残してみました
どうかしら?
フレアラインにしたい、袖を付けたい、そのようなご希望にもアレンジが可能な基本パターンです
反物幅を生かす、極力ミシン目を出さない、この頑なな意思を貫いてゆくことは、相当に厳しい作業と実感
頑固過ぎるのかな…
どこかで妥協せざるを得ない時が来ることを、何となく予感しています