BABYMETAL Sis. Anger
2016年にダライ・ラマ14世は、アメリカの心理学者ポール・エクマン氏と共に、人間の基本感情を5つのカテゴリーに分けて合計46種類に分類したそうです。
楽しみ (13種類)
嫌気 (7種類)
悲しみ (11種類)
恐れ (8種類)
怒り (7種類)
この中で、「怒り」これが経験的に一番ヤバい感情だと思っています。
今まで積んできた功徳を全て消し去ってしまうくらいの破壊力があるので、怒りの感情が起こらないように常に自分を戒めています。
たぶん誰にでも一人は必ずいると思うのですが、私にも昔、本当に苦手な人がいました・・・
その人は私に嫌がらせをしたり、他の人に陰口して私の評判を落とすことをしたりと理不尽な攻撃を常に私にしていました・・・
私はその人とは親しくもなかったし、その人に対して何もしていないし、何も思っていなかったので、攻撃される理由が分らなかったです・・・
私も若かったし正義感も人一倍強かったので、ある時あまりの理不尽な攻撃に、ついに激怒しました。
その時の私
次の日、私は尿路結石になり、痛みで転げまわり、入院しました・・・
数年が経ち、またその人が絡んできて、私はまたブチ切れました。
その時の私
その後、激痛になる病気になり、また入院しました・・・
どうらや人間は、怒ったり人を恨んだりすると病気になるようだ・・・
私の場合は、痛みを伴う病気になるみたいです・・・
もうそんなのは御免なので、私はその人を避けて一切関わらないようにすることにした。
でもそんな考えは甘かった・・・
こちらが避けていても、向こうからやって来る・・・ (苦手な人あるあるw)
そして、なぜ私は理不尽な攻撃をそいつから受けるのか?そう考えるようになった。
たぶんこれは、私が克服しなければいけないこの人生における課題なのでは?と思うようになった。
ある時、仏教の本を読んでいて、お釈迦様が次のような教えを説いているのを知りました。
怒れるものにいかりかえすは、悪しきことと知らねばならぬ。
怒れるものにいかりかえさぬ者は、二つの勝利を得るのである。
他人のいかれるを知りて、正念におのれを鎮める者は、
よくおのれに勝つとともに、また他人に勝てるのである。
私は怒れる者に怒りで返していたので、その怒りをまんまと受け取ってしまっていたのだ・・・
こちらが怒ることがなければその怒りは、怒りを発した本人にそのまま返っていくそうです。
私はお釈迦様の教えを実践することにした
でもやはり凡夫なので、最初は怒りを鎮めることが難しかったです・・・
その時の私
でも少しずつ、「この人は可愛そうな人だなあ」と嘘でも思うように努力した結果、完全に怒りを捨て去ることが出来ました。
不思議な事にそれ以来、その女性が私に関わってくることが無くなりました。
↑
(女だったんかいっ!)
課題をクリアしたということでしょうか。私はおのれに勝ち、その人にも勝ったのであります。
その時の私 (なぜか上半身裸になっている)
世の中には、私と同じように他人から理不尽な嫌がらせや攻撃を受けて悩んでいる方も多いと思いますが、そのような時には怒り返すことなく耐え忍んで、相手が発した怒りを受け取らないようにしましょう!
さすれば、その怒りは発した相手にそのまま返っていくそうなので。
また現在、体調を崩している方は、過去に誰かに対して恨んだり怒ったりして負の感情を相手にぶつけていないかを考えて、もしそのような事があった場合は、心の中でごめんなさいと懺悔したり、今度その方にあった時には優しくしてあげたりするのも良いかもしれません。
誰かを憎んだり、怒りを発すると結局は自分に返ってくるので、気を付けましょう。
今回紹介したお釈迦様の教えは、ちくま文庫の「仏教百話」から引用させていただきました。
この世界に生まれてくる理由は、色んなことを経験して己が魂を進化させることと、如来が説く宇宙の存在する仕組みを知ることだけであり、そう考えると人生の中で起こる事はすべて学びなのだから、悩む必要もないとわかり、生きていくのが楽になります。
今日は仕事を休みにしたので、ビールを飲みながらこのブログを書いています。
陽気もいいし、ビールもうまい!今日は最高だ!
↑ さとりと解脱に程遠い人