今週はトム・ハンクスとジュリア・ロバーツという
アカデミー賞に輝いた名優が共演した、ハートフルストーリー、
「幸せの教室」のご紹介です。
この作品、これほどのスターが共演するような大作ではないので、
何故かなと思って良く見ると、なるほどトムハンクスの製作、脚本、監督作品だったんですね。(^^;)
映画は、不景気によりリストラされた主人公、ラリー・クラウン(トム・ハンクス)が心機一転、再就職の為に学位を身につけようと大学に入学することから始まります。
50代にして若者が集まる大学に入学したラリーには戸惑う事ばかり。
自由そのものの元気娘・タリア(ググ・バサ=ロー)と出会ったり、いつも
不機嫌で教師としての情熱をすっかり失った、メルセデス(ジュリア・ロバーツ)の授業風景に驚いたり・・・。
しかし、しだいにそれぞれの個性が刺激を与えあい、
共に希望を見出し、成長していくのでした。
大作ではありませんが、学ぶことも恋することも年齢なんて関係ないと、教えてくれるハートフルストーリー。
「幸せの教室」は只今全国で、ロードショー公開中です。
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ドンガラガシャ~ン!
考えてみれば、このウーちゃんが・・・、
てっぺんを取られてジッとしているわけがありませんでした。
先日、ついにウーちゃんの怒りが爆発!
もんちゃん達と大騒動の果て、ついにネコタワーを壊してしまいました。
その上、なんとテレビもついでに壊してくれたのです。
本当にとんでもないワンパク娘です。
仕方なく、こんどはもう少し低い目のネコタワー(和式)を購入。
さっそく、みんなのチェックが始まりましたが、
新しい物には慎重なめっちゃ君は、
なかなかてっぺんに上がってきません。
ウー「チャ~ンス♪」
ここをチャンスと観たウーちゃんがてっぺんを取ろうとすると・・・、
すでにもんちゃんが座っていました。
もん「まったく、めっちゃ君もしようがないわねえ」
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そのころ、クロちゃんはパトロール中。
ちょっと休憩です。
久々にクロちゃんの「入れて】写真が撮れました。
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というところで、またコマーシャル。
今回の小説も記事とはなんの関係もありません。
タイトルは「ホラコ茸」といって、
2分程度で読める小説です。
少しお時間のあります方、ぜひ読んでいったくださいませ。
【 ホラコ茸 】
ホラコ茸は幻のキノコだ。
キノコ図鑑にも載っていないが、その地方の人々はよく知っている。
ある時、雑誌で森の露天風呂を紹介する企画があり、カメラを手に山道を歩いていたところ、斜面のあちこちから顔を出していた。
見た事もないキノコだが、肉厚で美味しそうだったので少し採取した。
「おやまた珍しいものを・・・これはホラコ茸。別名、幸せのキノコと言うんじゃわ」
宿の主人がしきりと感心しているので、そんなに美味しいものかと思ったら、一種の毒キノコだと言うではないか。
がっかりして捨てようとすると、「もったいない」と止められた。
なんでも今の村人は食べないが、言い伝えがあって・・・、
死にたくなるほど人生を退屈に感じた人がこれを食べると、あら不思議!
すべてが新鮮な気分で満たされるのだと言う。
だとすると幻覚作用があるんじゃないかと聞くと、そんなものはないと首を振る。
「これは霊的な物で、その昔・・・」主人は、龍神池の神様がどうのこうのと説明を始めた。
長くなりそうなので途中でさえぎり、とりあえず持って帰る事にした。
実は俺自身、最近死にたくなるほど人生を退屈に感じていたのだ。
雇われ記者で低収入。仕事の依頼はつまらないものばかり。
倦怠期を迎え、別居中の妻とは近く離婚の予定。
テレビを見ても映画を見ても、楽しいものは何もなかった。
もしかすると、そんな俺の心を読んで龍神様がこのキノコを与えてくれたのではないだろうか。
俺にはそんなふうに思えたのだった。
誰もいないマンションに帰り、明かりをつける。
見回すと、このところ掃除も片付けもできていない部屋は乱雑に散らかっており、足の踏み場もなかった。
「幸せのキノコか・・・」
俺は試しに、お昼のインスタントラーメンにひとかけらを放り込んだ。
しばらくは何の変化もなかったが、ふとテレビの番組を面白く感じている事に気が付いた。
「なるほど、そういうものか」
俺は残りのキノコをすべて調理して食べた。
と、不思議な事が起こった。
何百本も積まれた映画のDVDのどれもが、新鮮なタイトルに思えて来たのだ。
DVDの一つを手に取り、久々に観てみると、その面白い事!
俺は夢中になって2、3本を立て続けに観、感動と心地よい疲れに満たされた。
してみるとホラコ茸とは、昔の感動をそのまま再現してくれるキノコなのだろうか。
試しにコミックやライトノベルを読んでみると、その推測の正しさが立証できた。
どの本も始めて読むワクワク感に満ちていたのだ。
「これは本当に龍神様の贈り物に違いない」
すっかり楽しくなった俺は、どこかのスナックで一杯やり、新しい人生の門出を祝う事にした。
が、勢いよくドアを開け過ぎた為、ちょうど歩いてきた見知らぬ女性を弾き飛ばしてしまったのだった。
「こ、これはどうもすみません」
慌てて女性を助け起こそうとした俺は、その美しさに一目ぼれしてしまった。
こんな人が同じ階に住んでいたのか・・・まさしく運命の人に違いない!
俺はそう直感し、「どなたかは存じませんが、お詫びに食事でもいかがですか?」と、日頃はあまり言わないセリフを口にした。
その途端・・・、
「自分の女房の顔も忘れたんかい! ボケ~ッ」
と、強烈な蹴りを入れられてしまった。
どうやらホラコ茸は、単に記憶を飛ばすだけの毒キノコだったようだ。
( おしまい )
どのような感想でも頂けると幸いです。