最近、広東語を習いはじめてからというもの、

「ちっ」
「ち~しん。」
とか、あんまり聞きたくない言葉まで、
耳が拾うようになった。

MTRの中でのみんなの会話は
吹き出ししのように、何を言っているのかが目に見える
ようになって、うるさい車内が余計にうるさい。
(ま、キライじゃないけど。)

で、今日ね、帰ってはじめて
ちょっといいことがあったんだ~。

足の不自由なおばあちゃんが、ゲイトをあけてもらって
ゆっくり入ってきた。
使うエレベーターは私と同じらしく
管理人のおじさんが
「まんま~ん。だんれいこい。」(多分こうだったと思う。)
と言って待っているように私に指示した。
(彼は、以前から私に広東語ができない。できない。といい続けてきた
あの例のおやじ。)

私も「もうまんたい。まんま~ん。」
と言って、おばあちゃんがエレベーターまで来るのを待って
着てからは背中で抑えて待っていた。

ゆっくり入ってきたおばさんは、
「げいらう?」と聞き、
「ちゃっろう。」
と私は答え、7階で降りた。
お互い、ドアが閉まる前に
ばいばーい!と言ってお互いを見送った。

あ~。すがすがしい気分!。

本当に、ちょっと良かったことだね・・・・・。ははははは。

でもね、仕事ばっかりしてきた私は、こんな会話すらなかった。
だから、人間らしくもあり、言葉も使え、うれしいの。

そんな、こんな、ちっぽけなことなんだけどね。